つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

通算勝ち星はそれほど価値あるものか

 大相撲大好きの小生としては、休みの日とに自宅でゆっくりとテレビ観戦できるのはたいへん幸せなことです。やれ、いじめだ、やれ、八百長だとワイワイ世間を騒がせていましたが、小生にとってはたわいもないことだと思っています。前にも書いたので、繰り返しませんが、スポーツでしごきは当たり前だし、肉弾相撃つ相撲で年60日間もガチンコでやっていたら、たまりません。一定の”妥協”があってもいいと思っています。
 それにしても、白鵬ばかりが強くて場所をやれば彼の優勝だけ。日本人力士の話題と言えば、魁皇の積算勝利記録と、高見盛十両に落ちそうだというのではあまりにも情けない感じがします。特に、魁皇の積算勝利数というのはそんなに話題にしなければならないことでしょうか。優勝に絡むことなく、8勝7敗程度の勝ち星で長くやっていることがそんなにすばらしいことでしょうか。
 魁皇人間性やその努力には頭が下がりますし、今回達成した記録を100%否定する気はないです。でも、プロスポーツはサラリーマン化してはならないと思うのです。もうこれ以上、力の向上が見込めないと悟ったら、粛々と現役を退くべきです。王貞治はこれまで確実にホームランにできた球を打ち損じた時にバットを置く決心をしたと話していました。酷な言い方ですが、同様に、勝ち越しはなんとかできるが優勝に絡めなくなったと悟った大関以上の力士は、その時点で名誉ある引退を決断すべきでしょうね。
 相撲で話題になるべきは、通算勝利数ではなく、積算優勝回数でしょう。同様に、野球でも小生は通算安打数というのにかなり白けた印象を持っています。日々無事、これ名馬なりかも知れませんが、スポーツは限られた時間に一瞬一瞬にどういうパフォーマンスを見せるかがむしろ重要で、長期間やることより、短期間でも印象的なパフォーマンスが見せてくれる選手に引かれます。
 名前は失念しましたが、山梨県下部温泉で由緒ある温泉宿。参考までに宿泊料金を聞いてみましたが、周囲のところとはかなりの開きがありました。