つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

なぜゴルフは遼君ばかりの映像なの?

 秋は休みが多くて助かります。毎週月曜日から土曜日まで出勤している身からすると、春は5月のゴールデンウイーク明けから7月末まで祝日がなく、毎週6日間出ずっぱり。6月に一日くらい祝日があってもいいのではと、毎年心から思います。その点、秋は9月に2日、10月に1日、11月に2日、12月に1日と万遍なく祝日があり、適度に骨休みができ、ありがたいです。
 恐れ多いことですが、12月23日の天皇誕生日は、直前に年末年始休みも迫っていることもあるので、別に休みでなくてもいいと思います。できれば、年末の忙しい時期なので、祝日にしないでほしいとさえ感じます。現に、大学などではこの日を休日にすることなく、出校日としているところも見られます。
 というわけで、きょうまで世間ではまたまた3連休のようですが、小生は土曜日は毎週大学に行かなくてはならず、2連休でしかありません。年齢を重ねると、連休は貴重だから遊びに行こうという考えに必ずしもならず、むしろゆっくり休めるなという思いの方が強くなるのです。今回も2日とも、犬の散歩以外は外出せず、家でごろごろ。合い間に小銭稼ぎの原稿などを書いていました。
 家で夜、テレビを見るとき、スポーツニュースは欠かさず見ますが、もう楽天GEに3位の望みはなく、プロ野球ニュースも興味半減です。現在は好きな相撲もやっておらず、ウインタースポーツはまだまだ。体育の日などと言いながら、この時期あまり面白いスポーツは見当たらず、ちょっとしらけ気味です。
 ゴルフは相変わらず石川遼君だけ。彼は今年まだ1勝もしていないのに、どの試合で何位になってもゴルフの映像はいつも彼が中心です。確かに、見目麗しく、受け答えもしっかりしていて好感の持てるスポーツマンですが、こうも毎日ゴルフというと石川遼君ばかり映していては、他のプロゴルファーがかわいそうではありませんか。遼君ほど光ってはおらず、かっこよくはないのですが、男っぽい池田勇太君らもいるではないですか。
 どうも最近のテレビのスポーツニュースを見ていると、個人を中心に取り上げて後から全体の結果を報じるといったいわゆるスポーツ日刊新聞を真似したような構成にしているようです。スポーツ紙は毎日日替わりでヒーローを変えてきますが、テレビは石川遼君と決めたら毎日彼ばかり。たとえ彼が優勝に絡まない順位であっても、ほとんどの映像が遼君では、優勝した人は腐ってしまいませんか。もうちょっと全体に配慮を行き届かした構成にしていただけないでしょうか。
 下の写真は、ハルビン市平房区にある731部隊遺跡博物館での展示物。医師が”マルタ”(人体実験対象者)に細菌入りの注射を打っているところの石灰人形。旧日本軍の残虐性を示すこれでもかこれでもかの展示物ばかりで、日本人からすると、ちょっと辟易してしまいます。