つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

今回のWBCチームは心配だ

 間もなく野球のWBCが始まります。日本はこれまでの2大会を連覇してきたので、当然、3連覇が期待されるところで、小生も大いに関心を持っており、オーストラリアとの2連戦、さらにはきょうの対阪神戦をフルで見てしまいました。ただ、その前哨戦を見た限りでは、残念ながら投打ともちょっと非力で、3連覇という期待に添えるような感じはありませんね。
 山本監督はどうも投手の主軸を田中将大前田健太内海哲也の3人に置き、ブラジル、中国、キューバとの第一次リーグ戦ではこの3人を先発させるようです。でも、マークンとマエケンの両若手はちょっと心配ですね。WBC統一球にまだ慣れていないみたい。マークンは特にオーストラリア戦の初回で、四死球を連発していました。もともとマークンは立ち上がりの悪い人。ですから、土曜日のブラジル戦での先発は別の人を考えた方がいいように思います。
 じゃ、だれにするか?(「じゃ、いつやるか」の東進スクール講師の口調で)。小生は、やはり昨年度セ、パ両リーグの最多勝投手に敬意を表して、摂津と内海を1、2戦で使うべきだと思います。三番手はやはり安定度から言って杉内でしょう。少なくとも、若手のマークン、マエケンよりは頼りになる感じがします。こういう短期決戦の場合は、四死球は絶対に避けるべきで、投手はコントロールの良さがすべてです。その点、摂津と杉内は折り紙つきですね。まあ、マークンもコントロールピッチャーなのですが、どうも統一球に合わせられないようです。
 バッターでは、これまでの前哨戦で、4番でキャプテンの阿部の打力が見られませんでした。本来、巧みなバットさばきをする選手なんですが、どうもキャッチャーのリードや全体的なまとめ役の方に集中しているせいか、バッティングは全然ダメです。ですから、阿部を4番に定着させる必要はないのでは。たとえば、6、7番に気楽に打たせる方がいいように思います。
 じゃ、だれを4番にするか。それは昨年の首位打者でしょう。残念ながら、セリーグの大島は代表から外れてしまったので、ここはやはりパリーグの角中。角中ならだれも文句が出ないでしょう。あえて角中ではダメというのなら、例年ペナントレースでアベレージのいい内川か糸井を起用すべきです。打撃は確率の問題ですから、アベレージのいい打者をチャンスが回ってくる確率の高い3、4番に置くべきです。反対に、昨年のペナント打率が2割4分もない中田を代表入りさせた意味が分かりません。
 最後に、山本監督に一言。まだ、前哨戦だから、気の利いた采配を見せられないのかも知れませんが、6、7回くらいまでゼロ点が続いたら、バッターにいろいろな作戦を指示していもいいのでは。たとえば、セーフティーバンド。球数を多く投げさせるための待球作戦など。また、走者が出たら、バンドばかりでなく、ヒットエンドランや盗塁も(ただ、阪神戦の松田の三盗は意味不明の暴走)。確かに、ボーグの判定が日本のプロ野球と比べて甘い面があり、盗塁はしにくいと思いますが、、。きょうの試合を見る限り、なんか単調な攻めを続けているように感じられます。