つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

都知事選の2−4位は意外な結果

 今回の都知事選挙結果は予想された通りに舛添要一氏が当選しました。まあ、無難な選択ということで、大方の消極的な支持を受けたのだと思います。当選者はともかく2位以下はどうなるのかが、小生、非常に興味がありましたが、宇都宮氏が2位に入り、小泉純一郎という鳴り物付きで出馬した細川氏が3位、田母神氏4位というのは、予想外の感じがしています。
 小生の予想では、恐らく原発反対票の大方は細川に流れるから、2位には細川が付けるだろう。恐らく田母神と宇都宮が3位、4位を争うのではないかと見ていました。田母神が石原人気をうまくカバーできれば、原発賛成派は一人しかいないので、ひょっとすると大番狂わせで2位に食い込むかも知れないとも思っていました。いずれにしても2−4位は拮抗するのではないかと予想していました。
 しかし、田母神氏の票が案外伸びませんでしたね。選挙戦、頼りにしていた石原慎太郎氏は病気か何かは知りませんが、常時随行しておらず、あの毛バイ化粧のデビィー夫人ばかり目立っていました。この面でちょっと精彩を欠いた感があります。さらに、田母神氏にはやはりゴリゴリの右翼というイメージが付きまとっていたせいか、いまいち年配世代には支持が広がらなかったようです。若い世代には受けたそうですが、、。
 原発反対というキーワードは結構な力があるものなんですね。再認識しました。実年齢も後期高齢者に入り、見た目も年寄りくさい細川氏にも95万人もの支持が集まったのですから。いや、これは細川人気というより小泉人気なのかも知れませんが、それにしても20年間の政治歴ブランクがある人にしては、この獲得票はある意味立派です。
 小生、宇都宮氏の毛バリのような政策に少しも共鳴しませんが、さずが一流弁護士で元日弁連会長だけあって、話振りはなかなかソフトで説得力を持たせる感じがしました。共産党など支持しない内人がそう言うのですから、多くの女性、特に主婦層は彼に投票したのではないかと愚推します。
 でも社共では100万票を超えられないのが現実でしょう。金輪際当選することはないですから、一種の舛添拒否として宇都宮氏に入れた人がいたのかも知れません。特に、社民党の前党首などが選挙カーでがなり立てると、これだけで5万票は減ってしまいます。彼女は自分が嫌われているということを理解していないようです。
 さらに意外だったのは、ドクター中松の票も伸びなかったこと。家入なる若者の候補者にも負けて6位に甘んじています。ほとんど泡沫候補の得票数であり、過去の”実績”が泣きます。85歳ですから、もういい加減、自己顕示欲はやめて”引退”されたらいかがでしょうか。自己顕示欲候補は、いつも新橋駅前でダンスを踊っているスマイル党党首、マック赤坂だけで十分です。
下の写真は、自宅マンションの中庭。大雪から5日たって、大分雪が融けました。