つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

ナッツ副社長は典型的なおばかな二世

 小生は最近、タブロイド版の夕刊紙を買って読むことはめったにないのですが、元マスコミ人の一人として彼らが今、何に興味を持っているのかは非常に関心があります。そこで、キヨスクの前に垂れ下がっている見出しの広告をよく見ますが、最近では、やはり韓国のナッツ副社長を取り上げるケースが多いようです。
 まあ、典型的な韓国大企業のおばかな二世、三世といった感じなので、スポーツ紙、夕刊紙系は扱う対象としては結構面白いのか知れません。副社長のご亭主は整形美容の医師ということで、整形はし放題なのでしょうか、すでに原形をとどめていないほど修正し尽されたお顔を含めて、行動はなかなか個性的、積極的であり、小生にとっても注目度は高いです。
 日本の企業でも、同じように二世、三世が跳梁跋扈し、虎の威を借りて偉そうに振る舞う御仁がいないわけではありません。でも、企業が大きくなればなるほど、その傾向はなくなります。それは大企業には大番頭のような人がいて、経営者子息にしっかりと帝王学を教え込む役割を担っているからです。また、大企業であればマスコミの監視も厳しく、社会的責任が問われるので、そう威張り散らす機会もないでしょう。
 ナッツ副社長の父親のオーナーは「育て方を間違えた」と言っていましたが、韓国の財閥にそういう子弟にリーダーシップ性を育てるシステムがあるのでしょうか。日本の企業のように大番頭はいるとは思えません。大番頭がいなければ、子弟は経営者の父親のやり方、振る舞いばかりを見てしまい、父親がそこまでに至った経緯や背景などを考えずに、ストレートに父親と同じ振る舞いをしてしまうものです。自分の年齢や生い立ち、社会的立場を忘れて。
 大韓航空のファーストクラスのキャビンの中では、さぞ偉そうにキャビンアテンダントに接し、高慢ちきに振る舞っていたことでしょう。が、事件が起き、今度はマスコミの前に登場したしたときには、一転萎れきった姿を見せていました。この好対照さを見ると、この女性はしょせん内弁慶な人なんだなと思いました。
 小生は、せめてマスコミの前で堂々と「飛行機を引き返してしまったことは申し訳なく思っていますが、キャビンで顧客サービスを徹底させるというわが社の方針をその場で指摘したことは間違ってなかった」くらいのことは言ってほしかったと思います。そのくらいの胆力がないのなら、社内でも謙虚でいるべきです。

 上の写真は、今週末、代々木八幡にあるべトナム大使館内で行われたパーティー風景。同国の軍隊創設70周年記念ということで、自衛隊ほか、各国の軍事関係者が顔を見せていました。小生はベトナムと関係する団体関係者のお供でお邪魔しました。