つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

またまたくたびれもうけの深夜便

 21日から25日まで香港に行っていました。前回、バンコクに行った際、深夜便を使ってくたびれたと書きましたが、今回の香港便でもまたまた性懲りもなく、深夜便を使ってしまいました。やはり、年寄りにはこたえますね。香港エクスプレスというLCC便で、料金5万円と安いことは安いのですが、普通便と1万円とは違わず、深夜で交通不便を考慮すると、それほど魅力的な選択とは思われませんでした。
 21日の行きは、午前6時10分の羽田空港発。横浜住民の小生にとって羽田は近いので歓迎なのですが、それでも1時間前のチェックインに間に合わせるには一般の交通機関は使えません。この日結局、午前3時半に自宅マンション前にタクシーに来てもらいましたが、そのために真夜中の2時半に起きざるをえませんでした(就寝は10時半ごろ)。
 事前に聞いたところ、桜木町の自宅からタクシーで羽田空港まで直接行くと、深夜料金も加わって7000円強とのこと。これでは、合計すると昼間の一般便の料金とほとんど変わりませんし、往復タクシーにすれば、一般便以上の”高額チケット”になってしまいます。
 そこでいろいろ調べたところ、4時にYCAT(横浜エアシティーターミナル)から早朝のバスが出ることが分かりました。このバスに乗るため2時半の起床になってしまいました。もし、フルでタクシーを使ったら4時ごろの自宅出発ですが、それでも3時ごろの起床が必要で、早朝未明には変わりありません。
 帰り便は香港発が午後7時10分、つまり日本時間で8時半。行きに比べていささか飛行時間が短いとはいえ、結局、羽田に着いたのはほぼ深夜12時でした。これまた、公共交通機関はありません。そこで、やはりYCAT行きの深夜バスに乗り、YCATでタクシーに乗り継いで帰宅。その時はすでに2時を越えていました。就寝は3時すぎで、そのまま眠り込み遅い起床となりましたが、身体はかったるい感じです。
 今回気づいたことなんですが、LCC航空って機内でおしぼりはもとより、食事、水の類は一切出ないんですね。もちろん、金を出せば買えますが、、。テレビ、映画、ゲームなどの娯楽もありません。スチューワデスさんからも何のサービスもなく、最初に乗客を座席誘導し、荷物を棚に入れ終わると、有料の食事のサービス提供、機内販売の案内をするだけで、2つとも欲しない一般客には見向きもしませんでした。もちろん、座席にスチューワデスのコールボタンもない。
 小生は大好きな藤沢周平の時代小説を持って行ったので、もっぱら読書に没頭。おかげでかなりの量が読めました。ですから、もし今後香港行きのLCCをリマインドすることがあれば、「ああ、藤沢周平ね」という連想ゲームになってしまうかも知れません。

 上の写真は、カオルーンサイドから見た香港島の夜景。クリスマスイブ、夜景が見えるハーバービューストリートは人でごった返していました。