つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

再び、老骨には辛い夜行便

 10月初めに続いて、11月29日から12月5日まで一週間ほどタイのバンコクに行ってきました。今回も社団法人のクライアントの同行でしたが、フライトはいずれも夜行便であり、たいへん疲れました。出発日の29日は午前中に大学の授業がありましたので、市川まで行き2時限こなし、午後早々にいったん横浜の自宅に戻り、犬の散歩や買い物をしたあと、夜羽田に向かいました。クライアントのお陰で日航の「さくらラウンジ」で酒を飲みながら日付けが変わるのを待ち、午前零時15分くらいに出発。そして2時間の時差があってバンコク到着は現地時間午前5時過ぎでした。
 バンコクからの帰りは、4日の現地時間午後10時15分くらいのスワンヌプーム空港出発。2時間の時差があって日本時間ではやはり6時前に羽田に着きました。この日も大学の授業があるため、自宅に戻らず、そのまま市川の大学へ直行。午後4時過ぎに3コマの講義を終わったときはぐったりしていました。しかし、不思議なもので、それほど眠気はないのです。ちょっと用事があったので、三軒茶屋の事務所に寄って帰りました。講義でのどが疲れていたため、事務所で一番搾りの長い缶ビールを一缶、これがうまかったこと。
 前回、香港への出張で夜行便はこりごりと書いたのですが、またまた夜行便になってしまいました。これは小生が決めたことでなく、クライアントがこの便を選択したため。内心、夜行便はもうやだなと思ったのですが、クライアントの要望は神様の声なので、従わざるを得なかったのです。案の定、行きのフライトはあまり寝られませんでしたが、帰りはプレミアムエコノミーながら、前にスペースがある最前列の席だったので、足を伸ばすことができ、かなり寝ることができました。この点では、香港便よりは良かったと思っています。
 5日夜やっと自宅に戻ってニュースを見れば、総選挙はすでに公示以後にもかかわらず、なんとなく盛り上がりを欠いている様子。これは、前々回、前回のなにやら激しい「風」があったことに比べて落ち着いているということでしょうが、「選挙は祭り」という観点に立てば、ちょっと物足りない感じもします。維新の会もムードに乗れず、ましてや小沢先生がバックについた未来の党など全然ダメ。みんなの党も今いち。ましてや反対ばかりの無内容既成左翼政党は歯牙にもかけられない。やはり老舗の自民党が有利に展開しているようです。これが「祭り」の盛り上がりを感じさせない最大の理由でしょうが、かって「風」に懲りたわれわれにとって、これでいいのかも知れません。
 下の写真は、バンコクの中華街にあった寺院。寺院名は知らず、ただゲートに国王夫妻と皇太子の写真が掲げられていました。タイは意外に王室の存在が強いことを再認識しました。