つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

深夜便の機内食は有難迷惑

 前回に引き続きまたまた香港発成田行きの深夜便について論じます。前回触れませんでしたが、この深夜便にもしっかりと機中食は付いていました。食事が出たのは、出発して1時間ぐらいでしたから、恐らく香港時間で午前2時、日本時間で同3時ごろ。真夜中に睡眠を妨げ、機械的に食事を配膳するというのはまさに有難迷惑以外の何物でもありませんでした。
 メニューはトマト系のパスタと素麺とアイスクリーム、パン。小生は、せっかく出していただいたので、素麺とパン、それにデザートのアイスクリームを食べましたが、さすがにメインデッシュのパスタには一切手がつけられませんでした。ここしばらく徹夜で仕事などしたことがなかったので、午前3時にご飯を食べる機会はもちろんなし。少しとはいえ、真夜中に口に物を入れるのは久しぶりでした。
 周りを見ると、結構熟睡している人もいて、食事にまったく手を付けていない人も。まあ、確かに香港でも、日本でも真夜中に変わりなく、熟睡している時間帯であり、普通の人は食事を取りません。小生もよっぽど止めようかと思いましたが、座席の前に食事をサーブされると、やはり条件反射的に手を出してしまう。そして、「こんな機会は今後しばらくないだろうから」と自分自身を納得させつつ食べてしまいました。でも健康的に見ても、生活習慣的に見てもいいわけありませんね。
 でも、食べてから言うのもなんですが、よくよく考えてみると、サービスする側も、深夜便の食事にはもう一工夫あって然るべきかなと思ったりしました。強制的に配膳するのではなく、キャビンにカップラーメンやサンドイッチなどを置き、お腹のすいた人だけどうぞみたいなスタイルが取れなかったのか。あるいは、各座席に配るにしても、あとで食べられるように箱入りのサンドイッチか、ホットドックみたいな携行できるものであってもよかったのにと思います。
 午前6時に成田に着き、空港内で食事を取れるところはない。結局、小生はそのまま、市川の大学に行き、昼まで何も食べずに授業をしていました。結論的に言えば、真夜中に少しでも食べていたから、それほどの空腹感を感じませんでしたが、機中食を拒否していたら、たぶん市川駅辺りで立ち食いそばのご厄介になっていたかも知れません。ですから携行食をもらっていたら、朝になって食べられますから、たいへんありがたかったのです。日航さん、深夜便の機内食に一工夫を。
 下の写真は、香港の軽食が食べられる庶民向けレストランの店先風景。これはワンチャイ駅前の店で、小生らが香港にいる間、朝飯はずっとここで食べていました。