つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

今年も1年経つのが早かった

 今年、今日を含めてあと3日で終わりです。毎年思うことですが、歳を取ると1年が経つのがなんと早いことか。昨年5月末に胃がんによる胃の全摘出手術をしましたので、1年間だけは病人のつもりで自重しようと思い、なるべく体を動かさないようにしました。それでもルーティーンの大学の授業のほか、いささかの仕事もありましたが、、。
 その1年が明けて今年6月以降、健康人らしい生活をと思い、運動を始めました。自宅の近くにある野毛山公園のグランドを周回しています。健康って本当にいいですね。入院中に病室からジョギングしている人を見ていて羨ましいと思っていたので、今、ジョギングできる自分に満足しています。
 かつては早メシ、大食いの食事。しかもビールが大好きでしたから、体重は80キロ近くありました。大学の講義のあと、餃子の王将に寄ってにんにく餃子を食べながら、生ビールを飲んでカラカラになったのどを潤すのが正直至福の時間でした。それが胃を取った術後、発泡ドリンクは駄目なので、ビールは飲めなくなりました。また食も細くなったので、今では64,5キロです。
 夏にロシア旅行し、秋口に香港時代の仲間と山登りし、そうこうしているうちに9月に99歳になった母親が誕生日後間もなく危篤になり、10月2日、病院で亡くなりました。100歳近くまで生きたことはさすがに立派。悲しむと言うよりむしろ誉めてあげたいくらいな気持ちです。ただ、母親は老人ホームにいて一緒に暮らしてこなかったので、親孝行の面で足りなかったなという後悔がないわけではありません。
 さらに12月11日、親しくしていた義兄も亡くなりました。こちらは享年79歳。今の平均寿命から言えば若干早いかなという感じもしますが、膵臓ガンという悪性の病魔にとりつかれた以上、抗すべき手はないと思うしかありません。人間は永遠に生きていくことはできず、遅かれ早かれ終焉を迎えるもの。ですから、死もまたその人にとって新たな旅立ちと考えればいいと、今は小生なりに達観の心持ちになっています。

 上の写真は、大学近くの弘法寺境内にあるもみじ。