つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

肌寒くて、球春の熱気伝わらず

 3月31日からプロ野球が開幕しました。開幕日はそれでなくとも夜寒のナイトゲームの上に氷雨も降っていたし、2戦目の4月に入ってもまだ肌寒いので、なんだか球春という感じがしません。しかも、3月前半にはあのWBCの盛り上がりがあったので、「待ちに待ったペナントレース」という待望感もなく、今いち熱気が伝わってきません。
 そんな中で、話題は大谷翔平君ですね。ピッチャーとしては出られないので、専らバッターとしての出場ですが、出鼻の3戦で打率6割6分という驚異的な数字を残してします。「打者に専念させて一年通したら、いったいどのくらいの成績を収めるのだろうか。恐らくホームランキング、打点王は獲るのではないか」と評論家の張本勲さんが言っていましたが、彼のバッテイングを見ていると、疑いが持てなくなります。
 何度も書いてるけど、大谷選手は恵まれ過ぎている。背は高いし、ハンサム、それに良い育ちを感じさせるようなきちんとした受け答え。選手としては打って良し、走って良し。今年はまだ投げて良しは見られないけど、何もしても申し分ない感じ。世の中は本当に不公平で、多くの選手は一つの部門に集中しても満足な成績が残せないのに、大谷君だけは別格なんだから。
 張本さんはじめ多くの人が言うように、本当はどちらかに専念させた方がいいのかも知れません。このまま二刀使いだと、記録に縁のない”中途半端”な選手で終わってしまいそうな気がします。でも半面、オールマイティーの男、スーパーマンというのも見続けていたい気持ちもあるので、当分これでもいいか。
 大谷君はさておき、ペナントレースは。出鼻の3戦、巨人とソフトバンクが3連勝というのはいかにも面白くない。双方の選手層は厚く、選手間の競争が激しいためか、各人にスキが見られない。特にソフトバンクは豊富な先発ピッチャー陣ばかりでなく、抑えのサファテが完璧。長身から繰り出す彼のストレートは1回だけならだれも打てそうにない。選手層が厚いその上に、またまた川崎宗則まで獲得するというのだから、あきれてものが言えません。何でも欲しがる孫正義工藤公康か。
 巨人も、38歳の阿部慎之助が活躍しまくっていますね。本来なら引退も考える年齢なのに、どういう風の吹き回しなのか。それにここもピッチャーが豊富。他チームからいい選手を獲得しまくっているから、選手層が厚くなるのは道理ですが、、。それに比べ、出鼻の対戦相手の中日はやはり非力、巨人との戦力の差は歴然としていました。
 ソフトバンクに比べて明らかに戦力が劣る楽天も、岸や則本が投げないのに、開幕3連勝とはすごい。梨田監督は、2人を4日からのソフトバンク戦に温存しているのでしょう。仙台で行われるこの開幕3連勝同士の争いは本当に楽しみです。楽天贔屓の小生としては、ぜひ勝ち越してほしいと思っています。
 地元横浜の筒香はちょっとWBCの疲れが出ているのか精彩がない。阪神対広島の第2戦は内外野手ともポロポロとエラーをしまくり、草野球並みの見苦しい試合でした。特に阪神はピッチャーが駄目なので、今年も優勝にはほど遠いという感じがしました。

 上の写真は、中国・常州の開発区にある喫茶店内で見た風景。