つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

なんで今、総選挙?国民もなめられた

 いやー驚きました。というより、あきれてものが言えません。なぜ突然解散話が出てくるのか。国民が今、総選挙など望んでいるのか。第一、8月初め、「これから仕事師内閣で」などと言いながら、内閣改造したばかりではないですか。大義名分もない、それなのに自党に都合が良ければ、総理権限だからと勝手に解散できるのか、随分国民もなめられたものです。
 今の政治状況を見れば、確かに自民党には相対的に有利です。通常国会後の内閣改造で、安倍内閣支持率が上向きにあるし、最大野党の民進党は、幹事長にもなろうとした山尾志桜里議員に不倫問題が起き、さらには相次ぐ細野豪志系議員の離党があり、党内混乱は止まらない。これでは期待は持てません。
 一番自民に脅威になりそうなのは小池都知事若狭勝議員系の「日本ファースト」党で、民進党の離党組も吸収するもようですが、肝心の国政の方針、綱領が出ていない。安全保障どうするのか、原発どうするのか、消費税の使い道、社会保障どうするのか。教育費負担は。詰めるべきところはいっぱいありますね。
 若狭氏は細野氏との話し合いで来週にも結党と言っていますが、短期間で政策調整ができるのか。それに自民党に対抗するならば、最低100人程度の候補者を立てなければならないが、リストアップできるのだろうか。若狭さんが新党結成、総選挙に備えて政治塾を開いていて、それなりの人材を集めていたことは知っていますが、果たして彼らが任に耐える人材であろうか。
 小生の周囲からも「こんな勝手な自民党に、今度こそ入れたくない」という話を聞きます。安倍氏の勝手さに呆れたという感じ。でも選択肢に迷いますね。恐らく日本ファーストが保守的な綱領を出し、それなりの候補者を揃えたら、そちらに投票する人が多くなると思いますが、、。
 民進党共産党との決別宣言をすれば、票は伸ばすかも。でも党内には旧社会党系のごりごりの護憲派もいるから、やはり多くの票は取れないか。久しぶりの顔を出した豊田真由子議員はどうするのだろう。ここしばらく推移を見るしかありませんね。急激に政局が変化しそうです。


 上の写真は、新潟の守門岳頂上付近に咲いていた高山植物