つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

トロフィー足蹴、バカに付ける薬はない

 イヤー、バカに付ける薬はないと申しますが、韓国のUー18代表のサッカー選手が優勝トロフィーの上に足を乗せて、得意満面になっていた光景には正直驚き、あきれました。中国主催のサッカー大会「ユーストーナメント」でのこと。この行為は主催者を冒とくするものですから、当の中国は怒り狂ったばかりか、地元韓国でも批判が出たと言います。これは単に選手がバカなのか、それとも国民気質なのか。

 どう考えても、スポーツマンがこんなことをする理由が分かりません。その辺の悪ガキではあるまいし、それなりに鍛え抜かれて国の代表となったスポーツマンでしょう。しかも、ナンバーワンとなったのですから大いに喜んで、その記念、誇りとなるべきトロフィーは大事にするものかと思われます。小生も、20歳台のときの空手の大会で優勝でなく2位だったけど、記念の盾をもらった時は嬉しかったし、いまだにそれを書棚の上に飾ってあります。

 トロフィーを足蹴にしたばかりか、カップの中に小便をするふりまでしたとか。常識的にはちょっと考えられません。度外れた行為の理由は何なのか。小生、愚推するに、彼らはこんな小さな大会で勝っても仕方がないと思ったのか、それとも強い中国に勝って、その喜びのあまり悪ふざけが過ぎたのか。あるいは、大会の中で何か不満があり、その抗議の意味でやったのか。それでも、高校生くらいになれば、やってはいけないことは分かるはずですよね。

 あ、思い出しました。こんな悪ふざけは高校生に限りません。かつて野球のWBCで韓国チームが日本チームに勝った時に、ピッチャーズマウンドの上に太極旗を立ててはしゃいだことがありました。一般に勝者は、敗者のことに配慮して、敗者に泥を塗るような行為は慎みます。少なくとも、日本の武道と言われるスポーツでは、その辺を徹底的に教育されるものです。ですから、マウンドの太極旗には驚きました。高校生に限らず、いい大人もやっているのですから、これは、この国の国民性かも知れません。

 昨今の徴用工訴訟判決を受けて、日本企業に賠償請求しているのも、何か共通性を感じます。これは、民事関係の賠償まで包含するという日韓条約違反で、つまり国際法を無視した行為なのですが、ムンジェイン政権はなんの対応を取っていません。そればかりか、「日本は大人の対応を取れ」などと居直っています。政府が条約違反を認めている国ですから、国民も外国との関係保持に配慮することなど頭の片隅に置くこともないのでしょう。悲しい国民性です。

 でも、今回のトロフィーの一件で、中国が韓国チームの優勝を撤回し、トロフィー取り上げを決めたというのもちょっと大人げない、オーバーな感じを受けました。怒りは怒りとして分かりますが、100歩譲って子供の悪ふざけとして大目に見てやれなかったのか。この処分の中に、小生は何か中国の大国主義を感じてしまうのです。つまり、韓国ごときの”小国”が、大国中国が主催し、提供するトロフィーを足蹴にするとは何事だという上から目線があるような。

 ですから、予想以上の中国の怒りと抗議に、事大主義者の韓国は平身低頭、当の高校生も含めて平謝りでした。もし、日本で韓国の高校生が同じことをやったら、対中国と同じように謝るのでしょうか。日本には頭を下げないのではないか。日本国民はそんなことをされても怒らない、優しい国民性ですから。ピッチャーズマウンド太極旗事件の時にも特に激しい反発はありませんでした。この優しさは喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら。

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上の写真は、千葉県印旛郡栄町にある「房総のむら」の中の風景。江戸時代の街並みが再現されており、映画、テレビドラマのロケ地となっています。成田から近いこともあって外国人も来ていました。