つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

麻生首相の解散は読めていた!

 麻生首相は漢字は分からなくても、政局が読めなくても、意地だけはあるようです。イタリアのサミットに出席していたとき、ヘラヘラと意味もない笑い顔を作っていましたが、これは、自らの方向性を明確にしたある種、達観のポーズです。小生の見立てでは、もう彼は、都知事選での負けが明確になった時点で、意地で解散に打って出るなと感じました。実は、これを昨日書く予定でしたが、酔っ払って書き忘れてしまいました。後出しじゃんけんになって残念。
 だれが解説してもわかるように、最近の自民党党内情勢から、静岡知事選、都議会議員選で連ちゃんで負けたら、麻生降ろしが表面化するのは火を見るよりも明らか。そうであれば、引き摺り下ろされるより、自主的に退陣するより、ここは首相に残された最後の権限である解散権を使うべきだと判断したのでしょう。
 彼はこれによって少なくても総選挙後の数日間まで、つまり9月初めまで首相でいられることが確実になりました。もともと首相になること自体に意味を見出していた人ですから、一日でも長く首相の座にいたいでしょう。麻生降ろしに遭ったり、自主退陣では7月中で終わりですから、首相在位でより長い日々を目指すなら、これが彼にとって最良の選択です。
 でも、麻生総裁で選挙する自民党議員もかわいそうです。第一、各候補者は、選挙区に麻生氏を絶対呼ばないでしょう。すると、麻生氏は選挙期間中、じっと首相官邸にいるか、自らの選挙区に張り付くしかない。自民党がたとえ勝ったとしても、その後の首相候補として担ぎ上げられない総裁で戦うというのは、これまで見たことがないパターンですね。麻生氏もかわいそうだし、自民党議員も本当にかわいそうです。小生も自民党の機関紙に文章を書いている身ですから、大負けしないことを願っています。
 下の写真は、再三このブログに登場させた銀座のバーのベリーダンス風景。