つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

同世代人が多いってことは

 2009年も慌ただしく過ぎてゆき、きょうは2010年になってしまいました。記者時代、21世紀ってだいぶ先だなと思っていたら、コンピューターの2000年問題が騒がれ始め、そういうしているうちにミレニアムを迎えてしまいました。でも、あのミレニアムからすでに10年たったのかと思うと、本当に月日の速さを感じざるを得ません。
 今の大学生は、1、2年生がみんな平成生まれなんですね。彼らは昭和天皇の逝去どころか、バブルの繁栄と崩壊、ベルリンの壁崩壊、ソ連の崩壊も、幼児のときで知らないし、中国人でも天安門事件どころか、トウ小平の南方視察、改革・開放の大号令も知らない世代。中国人留学生は、ものごころついたときには、すでに繁栄(とくに沿岸部)を始めた中国しか知らない世代なのです。
 実は、1990年前後の世界情勢、日本の情勢の変化を実感として知るか知らないかって、人生観構築の上で大きな意味があるように思いますが、生年は選ぶことができないですから、こればかりはしょうがないですかね。小生らも、第二次世界大戦後間もなく生まれた世代であり、戦争中に生まれた世代からは、その違いの大きさをよく言われたものでした。
 しかし、戦後間もなくの団塊の世代は同世代人が多く、とくに、きょうの新聞によれば、同世代人で一番多いのは小生らの丑年であり、次いでねずみ年、三番目にいのししとのこと。ちょうど、昭和22−24年の団塊世代と合致しています。この世代は、大学受験でも、就職でも、婚活でも厳しい競争を余儀なくされたのでした。今また、多くは60歳の定年退職を迎え、二次就職や余暇の利用でも激しい競争が迫られているようです。同世代人が多いということは決して得ではありませんね。
 そんな愚痴をこぼしても、仕方のないこと。まあ、これからの人生をどう生きるか、小生もじっくり考えなければなりません。というものの、今年の正月は週末重なりの3日間だけで、思索するには十分な時間がないですね。今年一年も結局、小間使いと雑文書きに追われる日々になるのでしょうか。
 下の写真は、自宅の近くのMM地区にある係留船「日本丸」。