つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

おつな寿司セミナーは老人会に

 前にも、このブログで紹介しましたが、渋谷の寿司屋の2階で始まった勉強会というか、セミナーというか、そんな会合があります。月一回土曜日に、話題の人を呼んで寿司を食いながら、無料で話を聞こうというあまりにも都合のいい会合なのですが、3年くらい前に寿司屋が店じまいをしてしまい、その後は日比谷のプレスセンターに会場を移しました。
 こちらに移っても、名前は「おつな寿司セミナー」のまま。また、講演者には依然謝礼なしなのですが、それでも、プレスセンターでの講演という諸先生のプライドを刺激してか、結構、みなさんいらしていただけるようになったのです。でも、小生にはこの移転がちょっと困りものでした。プレセンでの会合の開始時間が早くなったためです。
 寿司屋の2階のときには、午後5時始まりであったため、比較的来やすかったのですが、プレセンに移ってからは午後3時とか2時半始まりとなったため、なかなか参加する機会がなくなってしまいました。というのは、小生、土曜日は午後の3時限目、つまり2時40分ごろまで千葉・市川の大学で授業があり、3時にはとても間に合いません。
 そんなわけで、出たり出なかったりの中途半端な出席者になったのですが、今秋以降は、さらに参加の機会が減りそうです。主催者である後藤喜兵衛さんが9月初めに、生まれ故郷の京都に移住、これを機に、これまでの月一回開催が3カ月に一回という形で頻度を減らすことになったからです。
 30年近く月一回のペースで続いてきた会合が減るというのは、なぜか年齢、年輪による衰退を見ているようで、いやな感じがします。実際、参加者には若者が少なく、メンバーは固定化しているため、年々老齢化していることは事実で、やがて老人会になってしまうことは必定です。
 そこで、世代交代の必要性を言う声もありますが、そうなれば、もう老人は来るなという言い方に等しく、これはこれで問題になりましょう。また、全体の老齢化に伴い、確実に女性の参加者が減っています。女性は、年をとると、勉強意欲をなくすものなのでしょうか。長年続く会合というのは、いろいろ悩みがあるものです。
 下の写真は、ある時の「おつな寿司セミナー」。女性講師が気候変動や環境について話し、盛り上がりました。参加者が講師に議論を仕掛け、喧々諤々というのがこの会合の特徴です。