つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

八百長はすべて悪いことか

 力士の携帯を分析した警視庁によって証拠物件が見つかり、大相撲の八百長問題はついに本物になってしまいました。こんなこと携帯でやりとりするとは随分ドジな話ですが、改めて本当に八百長があったと知ると小生もそれなりにショックでした。
 相撲協会はこれまで、週刊誌などの暴露記事に対し、再三否定し、週刊誌を相手取って名誉毀損の裁判を起こし、勝訴していました。だが、今回、証拠物件が出てしまったので、もう否定することは難しくなりましたし、裁判所もこれで再考せざるを得ないでしょう。
 ショックを受けたとはいえ、小生は前にも書きましたが、大相撲が様式美ある見世物である限り、100%スポーツとは言えず、そうであれば、100%力士は真剣でなくともいいと思っています。第一、年6場所、いずれも15日間ぶっ通しでやるのですから、すべて真剣でやったら体が持たないでしょう。プロレスと同じように一定の話し合いがあっても致し方ないと思うのです。
 生身の人間のぶつかり合いという激しいゲーム。もし、すべて真剣にやれというなら、けがすることもありうるので、1年4場所くらいにし、しかも15日間を一日おきにやるとか、最初に1週間やったあと、1、2週間おいて後半の8日間をやるとかの配慮が必要でしょう。サッカーだって、ラグビーだって毎日できないことを見れば、理解できると思います。
 ただ、問題は相撲の勝敗を掛けの対象にした賭博があったかどうかです。一部のマスコミによると、相撲賭博があり、力士の八百長がそれに絡んでいるとのことです。そうなると、立派な犯罪となってしまうので、これは単に力士間の体力温存のための八百長という次元の話ではないと思います。
 下の写真は我が家のマオ。体を洗ってもらうサービスに出したら、オスなのにリボンをつけて帰宅しました。