つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

年6場所は無理、関取にリフレッシュ休暇を

 このブログで再三書いていますが、小生は大相撲のファンです。とりわけファンとなっている特定の力士(小兵力士は好きですが、、)がいるわけではなく、ただただ単純にバランスを崩し合って、円外に出したり、投げを打ったりするこのスポーツが好きなのです。ですから、外に出る用事がないときは、BS放送で幕下の取り組みから見ています。
 幕下にも結構多いのですが、やたらでぶの力士が増えました。十分な食事が取れている割には十分な稽古をしていないことが原因の一つかとも思います。正直言って小生、力士が大型化、つまりでぶになるのはいやですね。昔のように栃錦若乃花のような100キロそこそこの体重同士が組み合い、一瞬の隙を突いて土俵に寄るような相撲が見たいです。
 大型化するとどうしても動きが鈍くさいし、けがが多くなります。今場所も稀勢の里鶴竜、照の富士、遠藤が休場してしまいました。計算高く言えば、大相撲の後半戦のチケットを買った客は単純に中入り後の2番の相撲が見られなくなります。特に、休場者は人気力士だけに失望感は大なるものがあるでしょう。テレビ観戦者の小生でも遠藤が見られないのは残念です。
 稀勢の里は3月場所の最中に左腕、胸を強打し、以後その回復が思わしくありません。彼の武器は強烈な左からのおっつけで、相手の体を浮き上がらせることにありますが、その左腕を故障したのでは十分な相撲は取れません。残念ながら、故障を抱えたままの5月、7月場所だったので、途中休場も致し方ないことです。
 よくよく考えれば、大相撲の関取は年6場所、つまり365日のうち90日は真剣に格闘しなければなりません。昔のように小型力士のバランスの崩し合いであれば、それほど体を痛めることはないと思いますが、現代相撲は200キロ近い体がもろに激突する肉弾戦です。これでけがをするなと言う方が無理なのでは。しかも本場所の間はたった1カ月半、治るけがも治らなくなります。
 そこで、提案なのですが、十両以上の関取は毎場所出もなくとも良い、年1場所、出場せず体を休めても良いリフレッシュ期間を設けては。かつて休んでも番付がは下がらないという公傷制度がありました。これも悪い制度ではないと思いますが、もっと積極的に関取の本来の力を取り戻させるためのリフレッシュ休暇制度です。力士に長く相撲を取らせるためにはそのくらいのことを考えないといけないと思います。