つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

トランプ大統領は早く消えてほしい

 安倍首相の支持率が低下しているのは、その傲慢さが目立っているからだとマスコミで喧伝されています。確かに、加計学園問題などを見ると、説明不足の感が免れないし、国会の委員会答弁などでもちょっと不遜な感じを与えます。北朝鮮の刈り上げ君ではないのですから、民主主義国家の指導者はやはり謙虚な姿勢を見せることが大衆の人気取りには必要かと思います。
 支持率の低下に恐れをなしたのか、安倍首相は国会の閉会中審査に応じ、加計学園問題で本人が答弁に立つとのこと。まあ、遅ればせながら結構なことですね。繰り返しになるけど、元文部官僚の加戸守行元愛媛県知事が言っていたように「初めに加計学園ありき」でなく、これは戦略特区であり、岩盤規制を壊すものだったときちんと説明してほしい。そうじゃないと、獣医学部が造られる方の四国や愛媛県に失礼だと思います。
 安倍さんはなんとか説明責任を果たそうとしていますが、米国のトランプ大統領は相変わらずむやみやたらに強気です。ついにロシア疑惑に息子も絡んでいる疑惑まで出たのですが、本人は相変わらずツイッターで「彼は率直で、隠し事がなく、潔白だ。息子への非難は最大の魔女狩りだ」などと擁護しています。
 疑惑とは、トランプ・ジュニアが、父親の選挙を有利にするため、ヒラリー・クリントン候補のスキャンダル探しでロシア人弁護士に接触したというのです。父親はこの件を完全否定していますが、ロシアが米大統領選挙に介入したことはほぼ間違いない。ジュニアの話を認めると、これまで出ているその他のロシア疑惑すべてが正当化されるため、それを恐れているのでしょう。
 今、米国の特別検察官がトランプのロシア疑惑を徹底捜査し、いずれ「真っ黒黒」という結果が出されるはずです。そうなったとき、彼はかつてのニクソン大統領のように潔く辞任するのか、それとも地位に恋々として最高裁まで争うと強気の姿勢を見せるのか。
 就任後まだ半年しかたっていないのに、支持率は急落、国際的な信用度もガタ落ちで、早くも”政権末期状況”です。ですから、早々に退陣して、マイク・ペンス副大統領に政権を委ねてほしい。世界をリードしようとする本来の共和党主流の路線に戻してほしいと思います。
 昨日夜のNHK・BSテレビ特集によれば、彼のもともとの政治的主張は保守マスコミ幹部だったスティーブン・バノン氏らの受け売りだと言います。自己顕示欲が強いばかりで、政治的信念を何も持たないビジネスマン大統領は半年で結構、退場願いたい。

 上の写真は我が家の愛犬マオ。ご老体なので毎日寝てばかり。