つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

トランプのロシア疑惑訴追は近いのでは

 トランプ米大統領ロシア疑惑の捜査に対し、かなり神経質になっているようです。このほど行われたホワイトハウスの記者会見でCNNの記者がこの問題を取り上げたところ、すぐに不快感を示し、まともに答えないどころか、「CNNはフェイクニュースばかりだ。お前はすぐにこの場から立ち去れ」などと言いたい放題の罵詈雑言。この人の品性も含めて、あきれてものが言えません。
 そもそも記者の質問に答えられないような記者会見って意味があるのか。記者会見って、主催者側の意見開陳だけの場なのか。飛んでもないことです。日本であれば大問題。あの日大フットボール部監督の会見で、元共同通信の司会者が記者出身にもかかわらず馬鹿みたいに記者の質問を制止したお粗末劇はあったけど、監督本人はしっかりと質問に答えようとしていました。記者会見って本来そういうものでしょう。小生も、記者出身としてトランプのあの態度には本当に憤りを感じます。
 それはともかく、トランプのロシア疑惑捜査の行方はどうなるのか。これは、トランプ自身の記者会見でのあの怒り様、疑惑解明に前向きと言われるセッションズ司法長官を中間選挙後直ぐに解任したことなどを見ていると、本人は限りなく危機感を持っており、事実、捜査は進んでいると思います。トランプへの訴追、弾劾裁判は限りなく、近づいているということでしょう。
 その根拠は、国家安全保障担当の大統領補佐官だったフリン氏が偽証罪での訴追を受けるにも関わらず、捜査への全面協力を約束したこと、トランプに解任されたコミー前FBI長官も「大統領から捜査を止めるよう指示された」となどと述べ、司法妨害の疑いも暴露していること。コミー氏は、トランプ大統領との会話を記したメモをロシア疑惑を捜査中のモラー特別検察官に提出したとも述べていますし、フリン氏もトランプの陰の工作を洗いざらい明らかにしているでしょう。
 トランプ大統領の息子ドナルド・トランプ・ジュニアや娘イバンカの夫であるクシュナー大統領上級顧問もロシア疑惑に関与しているとのうわさもあり、モラー特別検察官の攻め口は限りなく多い。さすがにロシア側からの証拠提出はないと思いますが、今の険悪な米ロ関係、トランプ嫌いからすると、ひそかな"情報公開"はあるかも知れません。
 正直、唯我独尊、自己顕示欲丸出し、謙虚さのかけらもない、品性下劣な不動産屋。あのトランプの顔をテレビで見たくないし、早くやめてほしいと心から思います。
 
 上の写真は、若かりしころの愛犬マオ。今はもう老犬になりました。