つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

ミック・ジャガー、スーザン・ボイルも出すべきだ

 ロンドンオリンピックが始まりました。開幕式を見ると、前回の北京ほど冗漫な感じがなかったし、あまり華美に走るところもありませんでしたね。著名なデービッド・ベッカムが聖火を船で運んだので、次はだれでどんな仕掛けかと注目しましたが、次走者はなんと五輪の連続金メダリストらしいけど、ほとんど国際的な知名度もない人だし、競技場までも普通の走りでした。さらに、その走者も7人の名もなき若者に聖火を託し、しかも北京のように聖火が空中を飛ぶなどのマトリックスまがいのロープ芸もありませんでした。全般に地味ですが、それでも点火されたあとのホルン状のバーを空に上げて集合させたり、空中に5つの鉄の輪をまとめたりした仕掛けはさすがだと思いました。
 英国と言えば、ミスタービーンビートルズですから、ローワン・アトキンソンポール・マッカートニーを出してきたのもうなづけます。できたら、ローリングストーンズのミック・ジャガーも出演させてほしかったですね。さらに、先般テレビの天気予報コーナーをユーモアを交えて軽くこなしたチャールズ皇太子も、あっとおどろきの場面で登場すればおもしろかったと思います。たとえば、ロンドン交響楽団と”共演”するミスタービーンの隣でピアノの連弾をするとか。歌手も世界的に有名なあのおばさん、スーザン・ボイルも出してほしかった、、。
 それはともかく、いきなり始まった柔道の試合はやはり見ていておもしろい。ポール・マッカートニーも「オリンピックで一番見たいイベントは」と問われて「それは、ヘイ柔道(ジュード)」」と言い、実際、開幕式でもヘイ・ジュードを歌ってアピールしていました(これはウソ)が、柔道はやはり水泳と並んで前半戦のハイライトです。まだ、軽量級だけですが、上位に来る選手を見ても、世界各国に及び、柔道がいかに世界的に普及しているかが分かります。サッカーと同じように民族性を超えて受け入れられやすい競技なんですね。
 ただ、日本のお家芸とするならば、男子の軽量級で金メダルがほしかったし、女子の軽量級も結果だけで見ると、ちょっと物足りなかった印象です。福見、中村と比較すると、やはり銀、銀、金、金、銅というメダルを持つ谷亮子の偉大さが分かります。残念ながらこの選手、今や国会議員になったのはいいのですが、「自分の命が第一」党の御仁にくっついて太鼓持ち人生。政治の世界ではメダリストにはなれない感じですが、、。
 松本薫選手がガッツを見せて金メダルを取ったのはえらい。あの相手を射すくめるような顔もえらい。やはり、頂点に立つには、彼女のようにガッツを前面に出すことが必要ですね。その点、男子の中矢力選手はちょっと闘争心が足りない感じがありました。でも、注目度が低い割には、よく頑張ったと思います。
 下の写真は、香港で咲いていた花。花名は知りません。悪しからず。