つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

米大統領選で第三の候補擁立あるのか

 米大統領選の予備選は、3月初めのスーパーチューズデーが終わって、民主、共和両党のフロントランナーが明確になってきました。民主のヒラリー・クリントンは予測されたことですが、共和のドナルド・トランプについては、小生、正直言ってスーパーチューズデーまでには消えるだろうと思っていたので、こんなに頑張り続けられるとは、全くの予想外。意外な成り行きでした。
 意外と言えば、マルコ・ルビオが伸び悩んでいることも意外です。フロリダ州知事経験者のジェフ・ブッシュがリタイアしたことで、共和党主流派の票が彼に流れるのかと思ったら、ミネソタ一州しかトップが取れませんでした。逆に、伝統的米国エスタブリッシュ層がいる東部で結構トランプが健闘しているのです。これは本当に驚きで、理解に苦しみます。
 テレビ報道によれば、共和党内には今、2つの流れがあるというのです。一つは、このままトランプという勝ち馬に乗り、意思統一を図って神輿(オンボロ神輿?)を担ごうという派。彼らの判断は「トランプは今、過激なことを言っていても、明確な方向性、政策を持っているわけではない。もし、候補者になったら、必ず共和党主流派の意見をくみ取り、従来の党スタッフを使うことになる」ということらしいのです。確かに、その可能性がないこともないですが、、。
 今一つの流れは、「どうしてもトランプは好きになれないし、候補者として担ぐことはできない。それならば、いっそのことトランプ候補の共和党を見限って、今回は第三の道を探ったらどうか」という派で、第三者の候補者擁立を模索しているようなのです。
 となると、第三の候補者とは誰かが気になりますが、巷間言われているのが前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグです。この人、大統領職に色気があると言われており、「出馬検討」ともメディアで書かれていました。もともと共和党員でありながら、民主党員にも受けがいいと言います。市長として実績も作りました。推されればインディペンデントでの出馬がありうるのかも知れません。
 もし、両党のフロントランナーがこのまま行って、本選挙がヒラリ―対トランプという一騎打ちになったらどうか。恐らく米国民の”常識バネ”が働いて、明らかにヒラリーが勝利を収めるでしょう。米メディアの事前調査でもそういう傾向が出ていますし、共和党主流派も当然そう予測しています。であれば、トランプより第三者候補者の方がいいと思う人が多いはずです。

 上の写真は、台湾・台南市の夜市で見かけた金髪白人女性の売り子さん。「こんなところでなんで」と意外でした。トランプの金髪もどうも似つかわしくない感じですが、、。