つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

埼玉、北関東3県の「魅力度」は低過ぎる

 前回の「ケンミンショー」的な話の続きをします。関東地方の都県の魅力度の件で、1位の東京、2位の神奈川に続く3位の地位を同じ首都圏の千葉と埼玉が争っているという件です。これは、もう毎年某所が実施している都道府県魅力度ランキング調査で、すでに結論が出ていますね。2018年のランキングでは千葉が16位で、埼玉は43位でした。驚くべき大差がついています。

 ちなみに、全都道府県のランキングを見ると、1位: 北海道、2位: 京都府、3位: 東京都、4位: 沖縄県、5位: 神奈川県、6位: 奈良県、7位: 大阪府、8位: 福岡県、9位: 長野県、10位: 長崎県、11位: 石川県、12位: 兵庫県、13位: 静岡県、14位: 宮城県、15位: 愛知県、16位: 千葉県、17位: 広島県、18位: 鹿児島県、19位: 青森県、20位:宮崎県。

 以下では、21位: 熊本県、22位: 富山県、23位: 大分県、24位: 秋田県、25位: 山梨県、26位: 岩手県、27位: 愛媛県、28位: 福島県、29位: 三重県、30位: 山形県、31位: 新潟県、32位: 島根県、33位: 高知県、34位: 香川県、35位: 岡山県、36位: 和歌山県、37位: 山口県、38位: 滋賀県、39位: 福井県、40位: 岐阜県、41位: 鳥取県、42位: 群馬県、43位: 埼玉県、44位: 栃木県、45位: 佐賀県、46位: 徳島県、47位: 茨城県-の順。

 全国レベルの魅力度について率直な感想を言わせていただければ、上位ランクの都道府県は大都市か、歴史的遺産が豊富なところで、まあまあうなずけます。北海道と長野は大いなる自然美が魅力的ですね。小生には結構意外な感じがするのは青森と宮崎。大都市も歴史も大自然もないのに、上位20位入りの理由は何だろう。やはり、宮崎は天孫降臨の地、青森は冬の豪雪と夏の激しいねぶたの対比が印象的なのか。個人的な贔屓で言えば、新潟や山形がもっと上位ランクされてもいいような感じもします。

 関東地方に話を戻すと、千葉の16位はそんなものでしょう。ディズニーランドや成田国際空港があるとはいえ、それは東京という大都市の付属物で、単なる場所貸しに過ぎません。でも、同じく東京に隣接する埼玉がなんと北関東の群馬以下の43位とは驚きです。埼玉ばかりか、どんじりの茨城県を含めて北関東全体のランクは低過ぎます。群馬には谷川岳尾瀬上信越高原国立公園や温泉があるし、栃木には日光や那須連山もある。なんでそれほどまでに魅力的に映らないのか、不思議です。

 勘ぐれば、この調査の対象者は首都圏人が多く、普段出かけることの多い関東周辺は”目慣れ”してしまって本当の魅力が分かっていないのか、それとも魅力は分かっているが、贔屓の引き倒しになってはいけないなどと思って遠慮しているのか。さらに言えば、調査対象者は、魅力度の判定基準について、住むことが前提か、旅行することが前提か、あるいは単にイメージとしてとらえているだけか、これも分からない。である以上、魅力度と言っても漠たる感じもします。

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 上の写真は、やはり横浜・伊勢佐木町の商店街にある店先の花壇。