つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

金正恩は本当に植物人間になったのか

 世間が新型コロナウイルス騒ぎに没頭している時に、なんと北朝鮮から驚くべき情報がもたらされています。それは、北のかりあげクン金正恩委員長の身体に異変が生じたのではないかという話です。日経新聞はこれまで一行も報じていませんので、一般紙的にはまだ確たるニュースではないということでしょうが、ネット上ではもうかなり拡散しています。今日の党機関紙「労働新聞」は「金委員長が元山の海岸施設建設の地元労働者らに感謝の意を表した」との情報を伝えたが、その光景の写真も映像も出ないまま。今日午前現在、彼の消息不明状態は続いています。

 小生が毎日チェックするネットの華文ニュースによれば、金正恩の専用列車(長さ250メートル)が4月21日から、東部日本海側の町元山のリゾート地にある領袖(金家族)専用駅に停車しているという。したがって、金正恩がこのリゾート地にいることは確かなようですが、何をしているのかは不明。そこで西側では闇情報が飛び交っています。日本の週刊誌は中国人医療関係者から得た情報として、かりあげクンが12日に循環器系(おそらく心臓)の手術を受けたが失敗し、15日から脳死状態(つまり植物人間)になっていると報じました。驚きです。

 手術が失敗したのは、担当した北朝鮮の医師が「玉体」にメスを入れることに恐れ多さを感じて、手が震えたためとしています。ありそうな話です。北朝鮮情報専門の韓国のメディア「デーリーNK」も、脳死までは言及していないものの、「12日に心臓系の手術を受けた」と報じています。米メディアCNNやNBCも、米情報機関関係者の話として、「金正恩が心臓、血管系の手術を受けた。生命は保っているものの、身体障害者になった」、ロイター通信も「中国の医療団が北朝鮮に向かった。金の健康状態について話し合うためだ」と伝えています。

 こういう情報はすぐに裏付けが取れないので、どこも”書き得”という面はあるのですが、でもこれだけ複数のメディアが報じているのであれば、ある程度”異変”は事実なのかも知れません。かりあげクンは身長170センチくらいなのに体重130キロとのこと。民が飢えている時にも、うまい飯をたらふく食べ、毎度映像に出てくるような肥満になっていれば、成人病になるのも無理はない。高尿酸値、糖尿症、高血圧に加えて、肥満による心臓への負担も半端ないでしょう。

 でも、金さんが植物人間などの状態になったことが事実であれば、北は大混乱に陥るでしょうね。個人独裁でその特定個人がいなくなった時の悲劇です。あの冷たい美人系の妹金与正への権力移譲が決まっていると言っても、相当の移譲期間が必要です。そういう権力機構の振り付けをする人、かつての張成沢金永南みたいな老獪なバックが今の北朝鮮にいるのだろうか。北朝鮮の混乱は少なからず日本にも及ぶでしょうから、他人事ながら心配でなりません。

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 上の写真は、カンボジアアンコールワット遺跡内で見かけたカップル。