つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

金与正の異常性にムンジェイン顔色なし

 北朝鮮の一見、高慢ちきそうなお姉さまが注目されています。かつて韓国の平昌オリンピックにやってきた時には、かわいらしいお嬢さま風でしたが、今は、その強硬な言動も含めて鼻持ちならない感じになっています。でも、可哀そうなのは韓国の反日大統領。刈り上げ君の金正恩先生にすり寄り、「北朝鮮と一緒になって日本の経済力を追い抜く」などと息巻いて、反日姿勢を貫いていたのはいいが、結局、南北融合の象徴にしていたケソンの連絡事務所を高慢ちきお姉さまに爆破されてしまった。南北融合のムードを一掃されて、顔色なしでしょう。

 そもそも、今の北朝鮮の権力構造がどうなっているのか、さっぱり読めません。一時、危篤説が出た刈り上げ君でしたが、その後、表に出てきました。小生の友人などは「あれは影武者だ」などと言いますが、そうは言っても北が公に「委員長さまは生存なさっている」と宣言しているのですから、本来なら北の最高権力者は金正恩であるべきです。それなのに、なぜか今、金正恩先生無視、本格的に妹君の金与正への権力移譲が行われている様子が見られるのです。

 やはり、最近、映像に出てきた金正恩は影武者なのか。本物はすでに死亡しているか、生きているにしても実質的に公務に就けない状態なのか。で、金与正が兄上様に代わって早急に権力センターになる必要があり、それを国民を納得させるため、対外的にさまざまな言動、行動を弄しているのかも知れません。でも、権力移行が事実とするならば、周辺国であるわれわれは警戒しなければなりません。古今東西、権力移譲が行われつつある国家というのは対外的に強硬に出ることが多いからです。

 その強硬策としては、ケソンの連絡事務所の破壊や非武装地帯周辺への軍隊の集結など対韓国策が今、一番やりやすい策でしょう。中国やロシアには強硬措置は取れないし、米国は大統領選とコロナ、「black lives matter」問題が大変で相手にしてくれそうにないし、日本に対しては、攻撃の手がかりがない。となると、自らにすり寄ってきているムンジェイン政権を突き放し、脅し上げるのが一番良い。男女関係でもそうですが、すり寄っているAが相手のBに拒否されると、Aはさらに感情が増し、さらにBにすり寄ることもあり得るのです。料理でいうところの「加塩効果」です。

 でも、岡目八目的に見ると、韓国の在り様は滑稽ですね。あれだけ、民族の融和、南北融合によって反日、反米に傾こうとしたのに、露骨にその「同胞情」を拒否され、軍事的緊張を高められてしまったのですから。北朝鮮頼りだったムンジェイン左翼政権は今後、国民に対し、この状態をどう説明していくのでしょうか。拒否されてさらに愛情が増し、「北朝鮮大好きは変わらない」と言うのか。それとも、やはり「北は異常。自由と民主主義国家との提携に戻る」と言うのか。

 どちらかと言うと前者のような気がします。ムン自身は筋金入りの左翼ですから、拒否されれば、さらに相手にのめり込むタイプ。しかも両親は北半部の出身者で、北の大地に親近感を持つ。であれば、スタンスの転換は無理でしょう。日本にすり寄ることなど金輪際ないと思います。

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 上の写真は、行きつけの歯医者の壁にかかっているしゃれた飾り。