つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

朝乃山?愚かな男のやることは分からない

 どうもこの男、顔に締まりがないし、相撲内容もいい加減。恐らく私生活もデタラメな日々を送っているのだろうなと思っていたが、やはりその通りでしたね。大相撲の大関朝乃山のこと。コロナ禍の中、ひそかに神楽坂の闇キャバクラに行っていて、しかも常連だったことが、週刊文春の取材でバレました。相撲協会の尋問に対し、当初否定していたそうですから、何をかいわんやです。昨年、幕内上位にいた阿炎がやはりキャバクラ通いがばれ、しかも嘘までついていて3場所連続休場の処分をされたことは、まだ記憶に新しい。それでも、こんな”冒険”を犯す朝乃山はやはり頭の巡りが良くないのでしょうね。

 阿炎は結局、三段目まで下がりました。ですが、もともと力のある力士ですから、2場所を全勝で乗り切り、今は幕下7枚目に戻ってまたまた全勝街道を走っています。来場所に十両、関取復帰が濃厚です。でも、怪我もないのに力士にとって3場所の休場、そして無給になることがどんなに辛いことか。他人事ながら朝乃山も分かりそうなものですが、愚かな男は思い巡らせなかったのか。それとも、自分はキャバクラに行っても絶対バレないという自信があったのか。

 なぜ今、キャバクラなのかという理由がわれわれは理解できません。20歳台の男だから異性が恋しいことは分かります。でも、朝乃山は結婚しています。妻以外の女性を求めたいというなら、この時期、キャバクラなど行かずに、どこかのホテルで極々少人数で飲み会を開けば良い。クラスターが問題となるので、大勢が出入りするクラブとか、キャバレー行きが駄目なのであって、プライベートに、ホテルなどの個室に集まるのであれば、問題ないのでしょう。

 朝乃山が来ると言えば、美人の女性ファンは参加するのではないでしょうか。いや、行きつけのキャバクラに馴染みの娘がいるというなら、金を積んでその娘を外に連れ出せばよいこと。なぜ、阿炎”事件”でも問題になって、処分を受けるようなキャバクラ行きにこだわったのか、理解不能です。

 今夏場所、朝乃山は昨日(19日)まで7勝4敗で、あと1勝で給金直し(勝ち越し)です。が、今日のニュースを見ると、本日から休場とのこと。これで負け越しが決まってしまいました。彼の処分は場所後に決まりますが、阿炎と同様「3場所休場」ということになれば、大関陥落どころか十両以下に落ち、有給の関取の地位も危ないのです。実際に自分の身に降りかかった時に分かるんでしょうが、そんな”近未来のこと”が想像できないとしたら、これも彼の愚かさの証明です。

 それにしても分からないのは、朝乃山を闇キャバクラに連れて行ったのがスポーツニッポンの記者だったとか。このスポニチ記者の頭の中はどうなっているのか。関取がそんなところに行けば、本来自分自身が特ダネとして書かなければならないのに、共犯者になっていたとは。まさに、ミイラ取りがミイラ。だから、一説にはスポニチ記者が文春側とグルになっていて書かせたという話もありますが、もしそうだとしたら、この記者は最低。いわばやらせを設定して、彼を信頼していた取材先を”罪”に陥れたのですから。

 一般に記者が取材先と付き合うのは問題ないと思います。また、ある程度の付き合いがないと情報も取れないですから。小生も取材先と酒を呑みに行くことはありました。でも、そこには自ずからけじめが必要です。取材側と被取材者の立場、一線を越えないモラルがあるのだと思います。

 上の写真は、横浜・大通り公園内にある少年像。朝乃山の身体はふつうの大人以上でも、頭は成人に達していないレベルか。