つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

小沢グループが政局にするなら総選挙を

 このブログを書いているのは、参院選の開票速報時のまっただ中であり、依然、結果は出ていませんが、どうも民主党の敗北は決定的のようです。テレビのコメンテーターは、これを民主党政権の失政と取るような話をしていますが、小生は、それほどオーバーにとらえる必要はない気がします。
 選挙民、特に無党派層というものは、所詮移ろいやすいものであり、昨年夏の総選挙であれだけ勝たせたのだから、今回は別の党に入れるかという人たちが結構いるように思います。バランスを取るという意味ではこれはこれで健全で、普通の反応であり、決して現執行部が激しく批判されたなどと考える必要はないのです。
 ただ、残念なのは、負けが決まると早くも民主党内から、強引に責任問題を引っ張り出してきて、枝野幹事長更迭などを言う人がいます。多分、小沢前幹事長のグループでしょうが、もし本当に選挙後、人事刷新を求めて党内政局などにするようでしたら、小沢氏もこのグループもどうしょうもない連中だと思います。
 民主党が負けたのは、菅直人枝野幸男両幹部の責任だけでなく、これまで小沢氏が絡んだ政治と金の問題、あるいは鳩山前首相が迷走した普天間基地の移設問題などの原因もあるわけです。それを無視して現幹部だけの責任問題に矮小化するのは、まさに問題のすり替え以外の何物でもないでしょう。
 つまり、小沢グループが選挙後、菅降ろし、枝野降ろしなどを始めたら、それは天につばする行為であり、それこそ小沢グループは二度と立ち上がれないほど世間のバッシングを受けるに違いありません。民主党はここで負けたとしても、菅直人政権は一丸となって粛々と政策を進めていけばいいのです。
 もし、小沢グループが政局などに持ち込む姿勢を見せるならば、菅氏は衆院を解散、党内を小沢派、反小沢派の2つに分けて総選挙に臨むと宣言したらどうでしょうか。あたかも、小泉元首相が郵政で自民党内を割ったように、民主党内で争う総選挙にする。そして、小沢派を標榜する候補者には刺客を送って、この際、民主党から小沢的なものを一切排除してしまおう。その方が、よっぽど分かりやすい民主党になるし、もっと支持者が増えることでしょう。
 下の写真は、ハワイでもっとも美しいとされるゴールデンシャワーツリー。このほか、レインボーシャワーツリーも見事です。