つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

ナンセンスの極み、鳩山前首相

 民主党政権というのは、いったい何を考えているのでしょうか。例の尖閣諸島沖で起きた漁船と海保巡視艇との衝突撮影ビデオについて、発生当時公開しなかったことを反省しないばかりか、その恥の上塗りをするように、内部告発によるとみられるビデオ流出の犯人捜しばかりに熱心で、刑事事件として捜査するなどというのは尋常ではありません。およそ国民感情からかけ離れたものでしょう。
 この件については、多くのマスコミがその滑稽さを指摘しているので、もはや書きません。それより滑稽なのは、あのおばか前首相が「これは情報によるクーデターだ」などとのたまわっていることです。普天間基地移設問題しかり、代表選での小沢支持しかり、この人のやることはすべてとんちんかんで、およそ理性的に発言、行動しているとは思えませんが、今回の一件でもとんちんかんぶりを如何なく発揮しました。
 しかも、この人、言葉に対する軽さといったら天下一品です。発言内容が180度くるくる変わり、あたかも”言葉のカメレオン”。この初夏の首相辞任後に「次の総選挙には出ない」と神妙な顔で言っていたのに、舌の根も乾かないうちに「簡単に辞めていいものか」などと自問自答の形で続投をにおわせています。
 続投を必要とする何か大きな理由があったのか。いったい、どういうことで心変わりしたのか、ちょっと聞いてみたい気もします。ですが、彼のこれまでの発言内容を見ていると、辞任時に言った言葉はただの気まぐれ、今回も気まぐれで、所詮、無責任政治家(この人を政治家と分類していいのかという疑問はありますが…)の気まぐれ発言のような感じもしますから、聞くだけ無駄かも知れません。
 こんな無責任男は、金がなければだれも相手にしないでしょうし、友達もできないでしょう。それでも、再び選挙に出たら、北海道日高地方の住民は彼を再度国会に送るのでしょうか。ナンセンスの極みです。いずれしても、こんな奴を最初に首相に選んだ民主党政権はやはりだめですね。
 虎ノ門にあるコモンゲート最上階の霞山会館から見た皇居風景。