つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

横浜APECの過剰警備にうんざり

 小生が毎日通勤に使う駅は、横浜・桜木町駅ですが、この1カ月前から駅周辺に警察官が多数配置され、市民を監視するような状態が続いています。学生時代の記憶から、警察官はどうも「官憲」という感じが拭えないものですから、あまりにも多い警察官には、やはり不快感を感じます。
 もちろん、これはAPEC横浜開催のための警備で、会場は桜木町駅から海寄りのみなとみらい地区にあります。幸い小生の家は、桜木町から内陸側、野毛山公園の近くなものですから、犬の散歩のとき以外は、みなとみらい地区方面には普段足を踏み入れません。ですが、内人によれば、犬を連れた散歩にも警察官は厳しい誰何をかけるそうですから、かの地に住む人たちにとってはこの1カ月余、煩わしいこと限りなかったと思います。
 小生の感想では、警備はちょっと過剰、尋常ではないと推察します。多人数の制服警官の配置というのは、無言で人をかなり威圧しますから、健全な一般市民からすると、日常の市民生活を悪意をもって監視されているようなもので、やはりいやな気分です。
 警察官は全国から集められたそうで、皮肉な言い方をすれば、警察庁もこの際、地方の警察官に横浜観光気分を味あわせたいという粋な配慮があったのかも知れません。が、駅周辺は1カ月前からほぼ20メートルごろに警察官を配置し、駅のプラットホームまでたむろする大人数が果たして必要なのかと思います。
 でも、警備を担当する警察官僚からすれば、そんなことも言ってられないのかも知れません。無事閉幕で、警備のやりすぎを非難されることはありませんが、いったん事件が起こってしまえば、責任が問われますから、必死なのでしょう。小生は、最大限そうやって理解しようとしていますが、それにしても早く終わってほしいと思っています。
 下の写真は、ちょっと季節外れですが、横浜・伊勢佐木町商店街の夏の風景。暑さが激しくなると、ゲートの上から霧状の冷気が降り注ぐシステムができています。