つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

パワー関係を知らぬ柔道家教員

 オリンピックで連続して金メダルを取った柔道家内柴正人なる男、途方もない世間知らずと言えるのではないでしょうか。彼は、九州のある大学で専任の教師となり、柔道部のコーチになったわけですが、よりにもよってその部員の女性に手を出し、あまつさえ、「合意だったのに解雇とは何事か」などとほざいているからです。ばかに付ける薬はないと言いますが、彼は本当に柔道で純粋培養されただけのばか男なんですね。
 コーチと選手という関係であれば、当然パワー関係が存在します。つまり、コーチや監督は大会でどの選手を正選手にするか、どういう指導をするかなどの権限を握っているのです。また、コーチと選手の関係でなくとも、大学の教員であれば、授業の評価をする立場にあるという点でパワー関係が存在します。そういうことも知らずに「合意」とはちゃんちゃらおかしいし、そんな人が教員になっていたのも不思議です。
 万万が一、女性がその場で受け入れるような言葉を発したとしても、パワー関係がある限り、それは世間的には「合意」とはならないのです。女性が青少年育成条例に抵触する年齢ではないので、これは刑事事件にはならないでしょうが、明らかに大学の内規には触れるし、解雇されてもおかしくない事案です。しかも、内柴氏が複数の女性を相手にしていたとなれば、それはもう単なる恋愛でなく、明らかに欲望の赴くままと言うことになるでしょうから、他に女性がいることを知ったくだんの女性が怒るのは無理もありません。
 雑な言い方で恐縮ですが、店員は、自らが売っている商品に手を出してはならない、それが鉄則です。小生も非常勤ながら教員の端くれですから、その点は十分注意しています。大学では毎学期末に必ず学生による教員評価アンケートというものがあり、その中に「教員にセクハラ発言、行為はあるか」という問いがあります。こんなところで引っ掛かりたくないので、いつも肝に銘じ、恥じない行動を取っています。結果、これまで10年くらいの教員歴がありますが、その項目では指弾されるような反応がなかったのは、まあまあ有り難いことです。
 下の写真は、市川の大学に行く途中の整体院前にある石造の犬。今年もクリスマスシーズンを迎えてサンタさんの服を着始めました。