つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

中国の若者はカレーライスファン

 7月26日から8月1日まで、中国の南寧というところに行っていました。かつて小生の主宰する社団法人の仲介で、南寧のショッピングセンターに入居し、今、同地でコーヒーショップ兼レストランを開いている友人を励ますのが訪問の主目的。そして、その友人が7月27、28日に南寧の博覧会場で開催のコスプレイベントに模擬店を出すというので、その店の手伝いをすることも兼ねていました。
 小生のような年長者には特に信じられないことなのですが、南寧は至って親日的で、日本のアニメや漫画のキャラクターの扮装をするコスプレが若者に大人気なのです。小生には、彼ら彼女らが具体的にどのアニメや漫画の主人公をまねているのかはさっぱり分かりません。が、一見してすぐに日本的なキャラクターの真似であることは理解できます。
 着物、浴衣を中心に和装をする人も多く、しかもご丁寧に模擬日本刀まで持っている人もいます。日本刀は現に会場内で売られていました。中国共産党は「侵略した日本軍がこれで中国人の首を切った」とばかり、マスコミなどで日本刀を忌み嫌う宣伝をしていますが、若者はそんなことはみじんも意に介さない様子で、正々堂々と持ち、振り回していました。子供に政治性は関係ないんですね。
 友人の模擬店では、カレーライスと鶏肉のから揚げとかき氷、ジュース、コーヒー類を販売しました。予想に反して、かき氷はほとんど売れず、特に人気が高かったのがカレーライス。発泡スチロールの容器に飯とカレーを別々に入れて1セットが25元。これにから揚げを付けると30元、カツカレーにすると35元。35元は、若者には決して安くないランチ値段ですが、一番売れたのがこのカツカレーでした。
 後で聞くと、会場内ではわが店のほかに2店舗でカレーライスを出していたと言いますが、いずれも売り上げ好調とのこと。中国で若者を中心にカレーファンが増えていることを確認しました。このカレー味は実は小生の友人が社長をしている長野の食品会社で作ったもの。彼から電話が来て、カレー好調の話をすると、「これで、中国へのカレー店進出の期待が一段と膨らんだ」と強調していました。
 下の写真の上の方は、コスプレイベント会場で開いた模擬店で、売り子をしてくれたアルバイト女性とのツーショット。下の方は、和装をし、模擬日本刀を持って座り込んでいるコスプレ参加の女の子。会場内はこんな光景ばかりでした。