つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

歓迎です!!伊達直人現象

 日本は景気も良くないし、近い将来何を希望も持たせることもない、こんなことでいいのか…というのは誰しもが思っていたことだと思います。そんな絶望状態の中で、一縷の希望を与えてくれたのが「伊達直人」つまり、正義の味方タイガーマスク現象ですね。
 小生はその漫画を見たことはないのですが、テレビによれば、漫画「タイガーマスク」の主人公は、孤児院出身のプロレスラー。自身が孤児だったので、レスラーとして有名になり、お金儲けができるようになると、匿名で孤児院にプレゼントをします。日本全国で見られる今の現象は、そういう漫画の主人公にあやかってのものでしょう。
 正直、こういうのって掛け値なしにうれしいですね。うれしいというか愉快、ハッピー、さらには感動という気持ちにさせられます。日本人にそういう人がいたのか、それも一人でなく複数、いや大勢の人が伊達直人になっている。同じ日本人として彼らを本当に誇りに思います。この気概で日本人同士まとまっていきましょうよと思わず大声をかけたくなってしまいます。
 どうして今、こんな現象が起きるのか。小生は元マスコミ人ですので、そういう背景を考えたくなります。その背景の一つは冒頭に示したように日本はここ数年あまりにも暗かった、先行きが見えなかったことへの反動だと思います。
 人間、暗くなって先行きが見えなくなったとき、自ら灯りを発しようとする作用が働くものです。自分が世間を照らさないと、永遠に明るさは取り戻せないという淵の中で、一人ひとりが立ちあがったのだと思います。本当にうれしい。これを一時的な現象にしないで、ここしばらくのトレント、傾向にしていき、そして日本の停滞ムードをなんとか変えていきましょう。
 下の写真は、わが事務所にいる中国南寧市出身の方さん。鎌倉由比ヶ浜の海を見て感動しているところです。南寧という町は内陸にあり、そうしばしば海が見られるわけではありません。そういう彼女ですから、久しぶりの海に興奮したのでしょう。写真から興奮が伝わってきます。