つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

年賀状、新年に書くべきは正論

 年が明けて、年賀状が舞い込み、出さない人から来たり、出しても来ない人がいたりでいろいろです。われわれの歳になると、長年勤めた会社を離れたことで、別段職務上の義理もないし、金もかかるし、いちいち面倒くさいという人も多いと思います。ですから、来ない人は、小生と付き合いたくないのではなく、歳相応に致し方ないのかなと思っています。
 小生は、やはり年賀状の風習はあってもいいと思っています。普段会わない人や昔世話になった人などに年一回くらい近況を伝えることは悪くないし、ある意味必要なことではないかと感じています。実際、毎日会っている人や、新年明けたらすぐに会えるような人には出す必要はないとは思いますが、、。
 ところで、日経新聞を読んでいたら、姫野カオルコさんという方が、年賀状は元旦に届くように忙しい年末に書くのではなく、本当に年が改まってから、書いたらどうだろうかと提言していました。これって古くからある意見で、多くの人が提唱していましたが、いまだ実現していませんね。多分、これは郵政省、日本郵政の陰謀かも知れません。
 小生も実は姫野さんと同意見なのです。年末という忙しい時期に、ましてや年も改まっていないのに、「明けましておめでとう」と書くのは、実は滑稽なんですよね。本当は元旦になって宛名の一人ひとりの顔を思い出しながら、ゆっくり添え書きをしたいと思っています。そう思う人は少なくないようで、小生のところにも、返書でないのに、明らかに元旦以降に出したと思われる賀状が来たりします。
 しかし、一部には年賀状が元旦に来ることにこだわる人がいるので、元旦に届くようにしないと不誠実、不義理という認識を持たれる恐れもあるから厄介です。そこで小生も、これまではなるべく年末25日までには出すようにしていました。
 もし、年末に書くことを前提に考えるならば、いっそのこと、年賀状でなく、年末挨拶状という形式にして、1年あったことなど振り返る文面にして「来年もよろしく」と結び、年末にも届けられるようにしたらどうでしょうか。そして、もし出していない人から年末挨拶状が来た場合、今度こそ返書は年賀状という形にすればいいと思うのです。
 下の写真は、初詣のときの鎌倉ではなく、年末、我が事務所の中国人スタッフを鎌倉大仏に案内したときの一枚。