つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

元朝初詣は2カ所のはしご

 年末を慌しく過ごしていたら、あっと言う間に新年になってしまいました。特に31日、小生は毎年紅白歌合戦は見ない主義で、この時間は取りためてあるビデオを見る時間に充てていますが、今年は「99年の愛−ジャパニーズ・アメリカン」という橋田壽賀子脚本の長編ドラマを見ていました。このドラマは日本人のアメリカ移民に焦点を当てたもので、NHKでやったブラジル移民ストーリーの「ハルとナツ」に似ているところがありますが、なかなか見応えありました。
 特に、日系2世だけで構成する欧州戦線442部隊の活躍を細かく描いており、戦闘描写も本格的。日系人マンザナ強制収容所もコンピューターグラフィックでしょうが、背景のシェラネバダ山脈の風景にマッチして、素晴らしい映像効果でした。ただ、橋田脚本にはかならず、ただいじわるなだけの人、親切なだけの人というワンパターンパーソンが出てくるので、これにはちょっと辟易します。
 そのドラマを見ていて、気づいたらすでに12時を回っていたという次第です。このあと、内人と犬を抱いて自宅近くの成田山横浜別院、伊勢山皇大神宮と初詣のはしごをしました。皇大神宮は横浜では最大の初詣スポットであり、午前1時前でも多数が並んでおり、15分程度待つ状態になっていました。そのそばにある成田山は毎年元朝は比較的すいているのですが、今年はなぜか大勢でごった返しており、この2か所を見るだけでも昨年より確実に初詣客は多いのではないかとの印象を持ちました。
 これも、昨年、未曾有の天災を受けたことの影響でしょう。今年こそ天災には縁がないように、早く3・11天災からの復興を果たせるようにという庶民の願いの反映に相違ありません。天災は人智の及ばないところにあり、これから逃れるためには神頼みしかないようです。小生も、家族、親戚、友人たちの無事を祈りました。でも、100円程度のお賽銭では、神様もこの頼みを十分聞いてはくれないのでしょうか。
 下の写真は、元旦午後3時ごろの成田山横浜別院境内。犬の散歩を兼ねて写真だけ撮りに行きましたが、元朝と同じく、人でごった返していました。