つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

楽天の優勝は掛け値なしに嬉しい

 楽天ゴールデンイーグルズのペナント優勝はしばらく前から決まっていたこととはいえ、マジックナンバーが消えてみると、小ファンとして改めて掛け値なしに嬉しさがこみ上げてきました。優勝が決まって、テレビ画面には東日本大地震被災地の宮城や岩手の方々の反応が映し出されましたが、彼ら、彼女らが嬉し涙を流しているのを見て、またまたこちらも目がうるうるしてしまいました。
 小生は東北出身ではありませんが、かつて山形に暮らしたことがあり、内人も仙台に暮らした経験があるので、9年前に楽天ができたとき勢い贔屓のチームになりました。ただ、当時の田尾監督のときのチーム構成を見ると、近鉄、阪急から漏れた選手ばかり。唯一岩隈だけが近鉄のプロテクトをけって楽天に来てくれたのは嬉しかったけど、これはまったく優勝などとは縁遠いチームだと思っていました。
 そういうことを思い出して、今回優勝のビールかけを見ていると、あの弱かったチームが優勝したか、、としみじみ感動がこみ上げてきます。野村監督時代のぺナント3位でのCS進出でさえ、「えー、ついにここまできたか。上出来だ」との印象だったけど、今回はペナントのナンバーワンですからね。これはすごいことです。
 そういう意味では星野監督の采配に感謝しなければなりません。前にこのブログで星野監督は期待できると書きましたが、その通りになりました。野村監督が「自分のときから残っているのは嶋とマー君くらい(あと聖沢もいるけど)」とコメントしていましたが、レギュラーも野村時代とは大きく変わりました。銀次、藤田などの登場は星野氏の功績でしょう。
 今年、選手もマー君をはじめよく頑張りました。前に、新外人のマギーはいいけど、アンドリュー・ジョーンズは今いちだと書きましたが、どうも新聞を読むと、ジョーンズは打率こと大したことはないんですが、ホームランは25本と長打があり、しかも選球眼がいいのでよく四球を選び、出塁率は抜群とのこと。貢献度はかなりあったようで、小生も前回書いたものを取り消さなければなりません。
 さらに、新聞やテレビで取り上げていましたが、楽天球団社長の立花陽三という元慶応大ラグビー部出身で元証券マンの男は42歳と若いながら、チーム強化のために相当な手腕を発揮したとのこと。左投手に弱かった、長打力がなかったなどの昨年までの楽天のデータを分析し、シーズンオフのときにその弱点克服のための補強を図ったそうです。
 大リーグからマギーやジョーンズを獲得したのもその一環。データ重視は一見無味乾燥のようですが、本質を突いていることは間違いなく、野球に縁のない若い経営者がよくそこまで考えたなというのが率直な印象でした。今年、楽天が強くなったのは、星野監督による精神主義もさることながら、野村流のデータ主義が大きな要因だったのですね。いやー、感心しました。
 下の写真は、今夏のミャンマー旅行で終始同行してくれた美人ガイド。