つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

今年の楽天は強すぎないか

 贔屓にしている楽天ゴールデンイーグルスが今年、なぜかやたら強い。チームが7連勝、投手のマー君は15連勝とか。ガチガチのファンからすると、チームが勝てば勝つほど楽しくなるのでしょうが、小生は、「これって今までの楽天と違うじゃん」と思い、若干白け気分にもなってしまいます。贅沢なことかも知れませんが、やはりたまに負けて一喜一憂、でも首位キープというのがいいのかも知れません。
 先日、東京で宴会があった日、夜遅く神保町駅から都営三田線に乗ったら、オレンジ色のタオルを持った人、巨人の選手ユニフォームを着た人大勢と遭遇しました。そういえば、三田線には東京ドームに近い春日駅がありましたっけ。中には、親子で巨人グッズで固めた家族もいて、夜10時過ぎなのに、こんな遅くまで幼い子供を道づれにしていいものかとちょっと心配になりました。
 でも、よくよく考えると、こいつらはすべてあの大新聞社の巨魁(虚怪?)が支配する巨人軍のファンなんですね。何を考えて巨人ファンなどになっているのか。他球団の有名、高額年棒選手を引き抜いてはひたすら自分だけ強くなればいいというチームです。こんなチームをよく好きになれるものだ、などと思いながら、多少不快感を持って三田線に同乗していました。
 いやな巨人の話はさておいて、今年の楽天。いったい昨年とどこが違うのか。強さの理由は何なのか。それは、やはり圧倒的に投手力の差でしょうか。マー君の力はある程度計算済みだったでしょうが、その他の投手。まずは新人の則本がいいですね。ダックワース、美馬と戸村もまあまあの成績。クライマックスシリーズではマー君、則本のほか、残りの3人で調子がいい人が3番手をすればいいと思います。
 誤算は、小生もオープン戦を見て期待していた釜田でしょうね。昨年は巨人を抑え込んで勝星を上げた投手、今年これまでゼロ勝は残念です。それに長谷部ももっと頑張ってほしい。たぶん、星野監督も2人には期待しているでしょうから。斎藤もせっかく大リーグから故郷のチームに帰ってきたのですから、中継ぎでももうちょっとピリッとしてほしいですね。
 野手では、銀次、島内、藤田といういい選手が出てきました。これは、二軍監督をしている大久保博元効果でしょうか。彼は選手としては大成しませんでしたが、バッテイングはうまかった。それが選手育成に生かされたのかも知れませんが、西武時代には中村、栗山などの現主力選手を育てました。楽天でも、銀次らが大久保先生のいい教育(たまに鉄拳制裁があるとか)を受けたのだと思われます。
 補強外国人選手のうち、マギーはいいですね。横浜球場で見ましたが、いいところで打ってくれる選手です。若々しさはないけど、守備も結構うまいんです。それに反して、アンドリュー・ジョーンズというのはちょっと期待外れ。これで本当にヤンキースでホームランバッターだったのか。バッテイングが荒いので、三振か長打かという感じ。これでは星野野球のセンスに合わない感じがします。
 下の写真はいずれも中国・南寧市のコスプレイベントに参加した人たち。カップルで共通の衣装を着けるとは、心憎い。