つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

今年中に中国に異変あるかも

 小生、これまでいろいろな人に話しているのですが、今の中国はおかしい、今年中に大きな変化が起きるのではと思っています。これは小生だけが感じていることではなく、驚いたことに米国 ジョージワシントン大学の中国専門家デービッド・シャンボー教授も近著で同じように近い将来の中国の異変を予想しています。当たったとか、外れたとかの予想屋になるつもりはないので、政変の予想など言いたくないのですが、、。
 習近平国家主席王岐山規律検査委員会書記のコンビが腐敗摘発という名の権力闘争を仕掛けています。彼は、胡錦濤時代に江沢民がリタイヤしたにもかかわらず依然影響力を持ち続け、胡がほとんど力を振るえなかったことを見て、自らが権力を握った時は胡の二の舞にならないとばかりに、江沢民の力をそぐ動きに出ています。これは、薄熙来周永康徐才厚などの江と親しい関係にあった人を次々に摘発していったことからも明明白白です。
 今さらに、徐才厚と並ぶ軍の大立者であった郭伯雄前軍事委副主席や江沢民の腹心であった曽慶紅元国家副主席、江の息子で電信業界に力を持つ江綿恒の周辺も洗っています。最終的に国家主席という国のトップだった江沢民の逮捕まで行くとは思えませんが、江は周囲の関係者が捕まっていることで、彼は内心不安で仕方ないでしょう。同じく、徐才厚郭伯雄の逮捕で他の将軍んも次々に捕まっている解放軍内も穏やかではありません。
 ここに来て、腐敗摘発コンビは、胡錦濤李克強首相の派閥である共産主義青年団閥まで摘発の手を延ばしています。習と王はちょっと自らの力を過信しているようです。追及すれば、必ずその反作用があります。習と王はすでに何度も暗殺の危機に遭っていますが、今後もその危険性は続くでしょう。
 あるいは、軍が反発して暴動を起こしたり、場合によっては組織的なクーデターの発生があるかも。習、王は軍内に力を持っているのかと言えば、必ずしもそうではありませんから。共産党政権の歴史ももう今年66年目。旧ソ連でも見られたように独裁政権70年前後説を考えると、中国の政変が今年あってもおかしくはありません。

 上の写真は、上野公園に入り口付近にある桜の木。ソメイヨシノでなく河津桜とみられ、すでに満開で、中国人観光客が蝟集し、はしゃぎながら写真を取っていました。