つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

新しいプリンター購入での忌々しさ

 自宅のプリンターが大きな音を出し始めたのは、中の機械の部分に潤滑油を注いだところ、本格的に動かなくなってしまいました。まあ、旧式のキャノン・ピクサスを買ってから相当な時期(恐らく7、8年)がたつので、買い替え時なと思い、新しく同じピクサスのMG7530プリンターを購入しました。同じ会社のものに替えた方が便利かなと思ったからなのですが、思いがけず忌々しいことが2つありました。
 忌々しいその一は、旧式ピクサスで使っていたインクBCI−320、321が使えなくなってしまったこと。実は小生、従来の旧式ピクサスが当分使えるだろうと踏んで、予備インクを大量に持っていたのです。そこで買い替えの時、量販店ヨドバシカメラで「これまでのインク320、321が使える機種はありますか」と聞いたところ、「今販売中のプリンターはいずれも350、351を使うタイプで、もう320、321が使える機種は一つも売っていない」とのことでした。
 それでは、予備インクは一切無駄になります。「320、321を引き取ったり、350、351と交換したりはできないのですか」と聞くと、それも駄目とのこと。つまり、同じ機種のピクサスであっても、何年かすると、同タイプのインクがまったく使えなくなるのです。昔から、プリンターは機器本体の価格が安く、実はインクで採算を取っていることは承知していましたが、それにしても驚き。機種変更に合わせて使用インクもしっかり”バージョンアップ”し、値段も高価になっていたのでした。
 忌々しさの2つ目は、素人にも分かり得る十分な取扱い説明書がないこと。取説には、インストールディスクを動かし、PCへインストールする際、プリンターにはケーブルをつなげないようにとの注意事項がなかったので、最初からつなげてしまったのです。すると、PCには不完全な形でインストールされてしまいました。小生は、そんなことはつゆ知らず、1インストール12分もかかるのに、日曜日からきょう月曜日午前にかけディスクを何十回となく動かしましたが、結局、プリンターは感知しませんでした。
 仕方なく、PCとプリンターを背負って横浜ヨドバシカメラの相談コーナーまで行き、事情を話し、接続してもらいました。相談員の話では、最初のインストールの行き違いで、プリンターはスキャンだけがファンクションする形となり、PC側の印刷指示には応じないようにセットされていたとのこと。やはり、無知は怖い。無知な人が何度トライしても同じ結果でしかないんですね。
 このインストール騒ぎで、小生は2日間膨大な時間を費やし、そして苛立って胃病にも悪影響を与えました。問題解決には、結局、坐骨神経痛の痛い足を引きずり、重い荷物を持って桜木町−横浜を往復しなければならなかったのですが、それでも解決しないままでいるよりはるかに気分がいい。やはり、ここで教訓としなければならないのは、素人はやはりできないときは早々に音を上げ、餅屋は餅屋に相談することが重要なのではないでしょうか。
 
 上の写真は、我が家の愛犬マオ。