つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

胃病によって改めて分かったうまいもの

 このブログでうまい店とか、うまい料理とか、うまいお菓子とかを紹介するのは避けてきました。なぜなら、そんなブログは山ほどあるし、第一、味覚に自信があるわけでなく、小生が紹介しても影響力があるわけでもなし、「なーんだそんなもの」と言われるのが落ちだからです。でも最近、胃の病気によって大量に食べられなくなり、その分、「味覚」に目覚め、少々でも味わい深く感じられればいいと思うようになりました。
 そこで、所詮B級グルメで恐縮ですが、2、3紹介します。横浜住人として紹介したいのはまず崎陽軒の焼売入り弁当。一人で家で食事をしなければならない時は、必ず駅頭でこれを買って帰ります。基本型の古典的焼売弁当(800円)が一押しで、特にタケノコを甘辛で煮たおかずが大好きです。世間では、やはりタケノコおかずファンは多いらしく、崎陽軒には「このおかずだけ売ってくれないか」という問い合わせもあるそうです。
 古典的焼売弁当のすばらしさはおかずの豊富さに加えて、さらに白いご飯がおいしいこと。コンビニで売られているような他の弁当ではご飯の味は期待できないのですが、崎陽軒はご飯まで気配りしている。もちろん、従来の白いご飯の焼売弁当でも十分満足なんですが、近年は、赤飯やチャーハンを入れる弁当も出てきたのもありがたい。
 小生は赤飯もまた好きなので、値段はちょっと高めなのですが、赤飯弁当(930円)を求めることもあります。すると、桜木町駅で夕方所望すると、「売り切れ」と言われることがよくあります。赤飯が好きなのは小生だけでなく、あまねく存在するようです。売り切れと言われていつも思うことは、ファンが多いならなぜ多めに準備しておかないのか。でも、それも崎陽軒なりの販売戦略があってのことでしょう。
 最近、王子のNPO事務所に顔を出すことが増えていますが、王子に行くついでによく買うのが、王子稲荷近くにある石鍋久寿餅店のくずもち。値段も2人前570円と手ごろ。ここのくずもちは、付属の蜜、きなことも絶品で、一度食すると再び食べたくなります。住宅地にある店頭にはいつも人がたむろし、簡単には買えない。特に土、日曜日の午後に行くと、品切れなどと言われることもあります。人はうまいものに貪欲です。
 お菓子で言うと、神田の庄之助最中もファン。店は古ぼけた構えで大層小さく、客2人も入ればいっぱい。ここが名店かと疑ってしまうほどだ。かつて神田小川町に事務所があったとき、途中寄り道してよく買いました。その時は満腹感の方を重視して、味を感じる方はさっぱりでしたが、今は再認識。甘さほどほどで、お茶請けにはもってこいでしょう。

 上の写真は、伊勢佐木町モールにあるドンキホーテ。この店の前にある熱帯魚の水槽は楽しめます。