つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

どうしたら大谷、羽生のように育つのか

 ゴルフの日本女子オープンは、畑岡奈紗なる17歳のアマチュアの少女が優勝しました。アマが最年少でメジャーゲームを制覇したのはすごいことです。これまで韓国勢に席巻されていたゴルフ界ですから、久しぶりに溜飲が下がりました。それにしても、最近のスポーツ界では、なんだかものすごい若手のプレーヤーが次々と登場してきて、本当に頼もしい限り。日本も捨てたもんじゃないですね。
 プロ野球大谷翔平選手に尽きます。打って良し、投げて良し。どちらも甲乙つけがたい。評論家の張本勲さんは最初、「早くどちらかに集中させるべきだ。投手の方がいい」などとコメントしていましたが、昨今の大谷のバッティングを見て、もうそんなことを言わなくなりました。そればかりか、「彼にはホームランバッターの素質がある」などとほめ始めています。
 日ハムが優勝を決めた試合は圧巻でした。投手として1点を守り切りましたが、ここぞという場面で最少点で勝ち切れるのが本当のエース。しかも、150キロ以上の球速で三振の山です。ストレートもさることながら、あのスライダーの切れもすごい。なんと形容していいかわからない、底知れぬ実力を秘めた選手です。
 ハンサムで長身。しゃべり方も若い割には決して軽薄でなく、笑顔を交えて真摯に話す。話す内容も筋があり、きちんとした言葉を使っている。彼は彼なりに裏で努力はしているのでしょうが、その才能は抜きん出ています。これでは若い女性だけでなく、だれでも魅力を感じてしまうでしょう。悔しいことに、天はある特定の人物に二つも三つも魅力、能力を与えているようです。
 フィギアスケートの羽生結弦選手もそうですね。この子は日本人離れした手足の長さを持っています。それだけでも十分有利だと思うのですが、体もしなやかで、だれもができない4回転ループなる技を軽々とこなしてしまうのです。その上、大谷選手のように話し方が軽薄でなく、しっかりしています。
 昨今、いじめとかいう陰湿な事件が学園で相次いでいますが、大谷、羽生の素直さを見ると、そんなものには無縁という感じがします。どうすればこんな子供に育つのか。どんな親のもとでならこんな子供になるのか、知りたくなります。子供のいない小生など、子供を持つならこんな子を持ってみたいと本当に思います。でも、小生のような未完成のバカ人間のもとでは、恐らくこんな子供は育たないでしょうが、、。

 上の写真は、京都・四条通りの突き当たりにある八坂神社の階段。