つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

6月20日大事件発生というアーナンド予言は

 昨年、新型コロナウイルスの大流行、パンデミックを当てたインドの少年予言者アーナンド君が新たに「今年6月20日に世界的な規模の大きな事件が起きる」と予言しています。何やかやと言っても、その時期は間近に迫りました。果たして何が起きるんでしょうか。今、アフリカや中南米諸国に資金提供して手なずけ勢力拡大を図り、周辺国に侵攻して領土的に現状変更を図ろうとしているのが中国ですから、その中国が対外的に脅威にならないよう、あっと驚くような政変が起こってほしいと願うのが世界の多くの願いかと思います。

 中国はフィリピン・パラワン島沖合にある岩礁周辺に「漁船」約220隻を集結させて動こうとしません。漁船と言っているけど、魚を採っている風もないので、恐らく漁民でなく海上民兵が乗っており、「漁船」は軍の指揮下で動いているものと思われます。フィリピンだけかと思ったら、南シナ海の最南端海域にあるインドネシア領のナツナ諸島周辺にも、最近、「漁船」が集結している由。相手が軍事的に弱い国と見ると、見境もなく圧力を加えてくるのがこの国の常套手段です。

 日本の尖閣諸島周辺も、隙を見せれば「漁船」が集まるでしょう。最近では、中国の海警の船がこの海域で操業する日本の漁船(これは本当の石垣島漁民の船)を追い回し、海保が中に割って入り、助けたことがありました。こんなことを重ねることで、実効支配しているのは中国だと国際的に宣伝、日本側が弱気を見せれば、いつでも上陸、占拠するという意思表示なんでしょうね。以上の状況を見れば、ヒマラヤでの中印国境紛争も恐らく中国側がインド領内に侵攻したことは火を見るよりも明らかです。どこもかしこも、中国はどうしてこれだけ攻撃的、好戦的なのか、不思議でなりません。

 ワクチンの普及によって米欧では徐々にパンデミック制圧の空気が出てきました。日本もワクチンがかなり行き渡る秋口には、通常の生活、日常的な街の風景が復活するような感じがします。となると、パンデミックの元凶追及が再び国際的なテーマになるでしょうね。それは、あしかけ2年、世界経済をとてつもない停滞に追い込んだ蝙蝠のウイルスがもともとどこから出たものなのか、元凶をたぐって謝罪させ、幾ばくかの補償を求めないと気がすまないという空気が世界的に満ちているからです。

 オ―ストラリアのモリソン首相が昨年段階で、早々と「コロナの真相を追究するために、独自の国際的な調査が必要」と語ったところ、それだけの理由で中国は豪州からの鉄鉱石、大麦、牛肉、ロブスターなどの輸入を差し止める経済的な”報復”に出ました。モリソンは中国元凶を強く指摘したわけではないのですが、中国は後ろめたさがあるせいか、調査という言葉に敏感に反応し、経済的に対中依存の大きい豪州を痛めつけ始めたのです。でも「北風と太陽」のイソップ物語にもあるように、痛めつければ却って反発するのが常。豪州も経済を犠牲にしてでも、日米豪印のクワッドの連携に入れ込んでいます。

 中国は最近、武漢病毒研究所でコウモリのウイルスを研究する疫学学者、石正麗女史を自国のメディアに登場させ、「新型コロナは病毒研から出たものではない」と盛んに発言させています。でも、西側は納得しません。2月に行われたWHOの現地調査では不十分と思っており、コロナ終息後、再び調査すべしとの国際世論が出てくるでしょう。だから、中国は今盛んに予防線を張っているのですが、もともと重篤な病人発生地が武漢であったことは間違ないので、武漢が調査の対象から外れることはないでしょう。

 今、欧米諸国が中国の「一帯一路」に対抗した新経済圏構想を考えているし、秋口からはコロナ元凶調査で追及する構えであり、中国はますます四面楚歌の状態になりましょう。そんな時に独裁者は、大衆の感情を外に向けるために戦争を起こすのが常ですが、14億人の中国人がすべてそれに乗ってくるとは思えません。6月20日当日はともかく、アーナンド君の大予言が近いうちに当たるような気がしてなりません。

 上の写真は、野毛山公園に咲く紫陽花。