つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

大学生に必要なマナー

 小生、現在、ある大学で非常勤で中国語を教えています。その学期末の統一試験がきょう、行われました。台風4号が近づいており、土砂降りの雨の中、出て来る学生も大変ですが、こちらも大変。ただ、まだ強風は吹いておらず、電車にも遅れがなかったのが幸いで、無事に試験は終わりました。
 その帰り道、仲間の先生方と話していて、学生の授業態度が焦点になりました。授業を受ける際に、ペットボトルを机に置くのは普通で、帽子をかぶったままや、教科書を持たずに出席する人も。こういう学生には、「中国語を学ぶよりもっと大事なことがある。それは、人間として最低のルールを守ることでは」と諭していると話すと、同感されました。
 今の子供たちは、親からマナーやエチケットのしつけを受けていないし、小、中、高校でも一切そんな教育はないようだ。結局、社会といちばん直結した大学がそうしたしつけの任務を担うことになる。大学はいまや高等教育の場でなく、社会人になるための訓練の場だということがますます実感されます。小生はしょせん非常勤で、ある意味無責任な存在。だが、専任の大学の先生は本当に苦労されているのだろうな−と思わずにはおられません。