つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

麻生の郵政民営化疑問発言は何の意味

 麻生首相というのは、いったい何を考えている人なのだろう。自分の発言を十分計算してしゃべっているのでしょうか、それとも単なるノー天気なのか。その発言とは、国会の予算委員会で、「自分はもともと郵政民営化には反対だった」としゃーしゃーと言ったこと。彼の言うとおり、直接の担当者でないまでも、少なくとも小泉内閣の一員であった身で、しかも郵政選挙によって得た議席があるうちなのに、今さら自分は郵政民営化に反対だったと言ってみて、何の効果があるというのでしょうか。
 一部では、今年行われる総選挙で、郵便局の特定郵便局長会の支持を得たいとの狙いがあったと分析されています。そうだとすれば、彼一人の選挙は有利になるかも知れない。しかし、今の自民党衆院議員は大多数、郵政民営化賛成を言って通ってきた人ですから、民営化反対の支持を得る代わりに、賛成の人たちの支持を失うことは必定です。
 第一、政治家として一貫性がない。内閣の一員であって反対ならば、なぜ辞職しなかったのですか、現に島村宜伸大臣は閣議郵政解散反対の意思を示して解散詔書の署名を拒否し、更迭されています。反対ならば、郵政民営化を政治家としてのライフワークとしていた小泉純一郎氏の内閣に入るべきでなかったし、入ったとしても、民営化が法案化されるとか、あるいは民営化を求めて解散するという事態になったら、体を張って阻止しなければならなかったでしょう。
 そんなこともせず、今になってなぜ言えるのか分からない。確かに、今、民営化に伴うマイナス面がいわれています。しかし、一方でプラス面もないわけではないでしょう。この問題は、もう少し時間をおいて、少なくても総選挙が行われた次の国会で議題にすべきものです。
 下の写真は、またまた銀座でベリーダンスをして女性のアップ。風景写真や人の集合写真ばかりではつまらないので、少しは色気のあるものも登場させようと思っています。彼女たちには申し訳ないのですが、一応、ブログに出すとは言ってあります。