つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

二世議員はやはり「偽」でしかない

 甘利明行革担当相が最近、「内閣改造も考えるべきでは」などと、発言しているのにびっくりしました。改造は首相の権限であるので他の人が言うのは僭越ですし、第一、現職閣僚であれば、自分の首が切られるわけですから、普通は言わないセリフです。それなのにこんな大胆な発言をするのは、麻生首相に強い影響力を発揮できるという自負なのか、とても親しいという自慢なのか、それとももうこんな内閣にいられないという愛想尽かしなのか。
 麻生首相の支持率低下とともに、内閣が浮足立っているようです。中川昭一財務相の悪ふざけ会見もそうですが、麻生氏自身が一番経済建て直しの一番大事なときと言っている割には、その配下の閣僚はまるまるその雰囲気をぶち壊し、麻生氏の足を引っ張り、支持率低下の原因を作っている感じです。まさに、貧すれば鈍するということでしょうか。
 この甘利氏も二世議員ですね。麻生内閣は元首相の子弟を含めて二世がうじゃうじゃいることで有名ですが、中川、甘利両氏の行動を見ると、やはり二世の限界がかい間見られます。駄洒落風に言えば、二世はしょせん政治家として「偽」でしかないのでは。さらに、三世になると、もう世間はあきれ半分で小泉元首相のように「見せ(三世)」ものになるが、四世は完全に家業として利権構造を確立してしまっているので、一般人から見ると、もう「よせ(四世)」ということでしょう。
 二世議員は同じ名前を使う肉親と同じ選挙区から立候補できないなどという英国並みの規制が必要ですね。ま、二世議員側からすれば、有権者の審判を受けているではないかと抗弁するでしょう。確かに、父親と同じ姓を書き続けることが当たり前と思う有権者にも問題がありますが、二世子弟に安易に公認を出す党本部も問題です。
 下の写真は、またまた美人にしました。高橋亀吉賞を受賞した大沼さんのパーティーで司会をした番井奈歩さん。この写真を撮ったあと、本人に見せて「写真写りがいいですね」とほめたら、けげんな顔をしていました。「もちろん、実物もいいですが、、」という前置きクッション言葉を忘れていたのは失敗です。