つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

ちょっと過激な提言ですが、

 北朝鮮は、党機関紙「労働新聞」で、「韓国が対北船舶検査に加わったら、戦争を意味する」と宣告しています。いつもながら、威圧的、好戦的な字句を連ねて、国が違うとはいえ同胞を脅しています。もちろん、日本も公海での船舶検査に加わったら、「戦争だ」と同じようなことを示唆しています。気に入らないことがあると、すぐに「やるか」「戦争するか」などとすごむ、街の暴力団とほとんど変わらないこの国っていったいなんだろうかと思います。もう、近隣諸国も我慢の限界に来ているのではないでしょうか。
 われわれは譲歩譲歩を重ねていれば、この国は永遠に変わらない、そればかりかますますつけ上がるばかりでしょう。やはり、クラウゼビッツ流に戦争も外交の一手段という考えに基づくなら、一度は事を構えるほどの覚悟でこの国と対峙しなければならないのではありませんか。平和、平和と叫ぶのはたやすいことですが、譲歩や屈伏での平和ではいやだし、ましてや奴隷の平和は御免こうむりたい。数百人の同胞が拉致されて何十年もたっているというのに、いまだに解決が見いだせないのは、奴隷の外交、奴隷の平和ではないですか。
 一度、日本や韓国が強硬姿勢を見せて、この国がどのくらい本気なのか、どのくらい強いのか、試してみてもいいのではないでしょうか。ま、軍事パレードなどやって、諸外国にこれ見よがしにグーズステップなど見せる国はしょせん張り子の虎でしょうが、、。
 というと、小生も相当な好戦家に思われてしまいますが、そうではありません。この状態にもっていくにはもちろん事前の準備を必要とします。つまり、この国はしょせん封建王朝型の独裁国ですから、民衆レベルでの指導者支持は皆無と思われます。(これに比べて、太平洋戦争前の日本の方がはるかに国民の支持があったでしょう)つまり、小生は本格的に指導者と庶民を乖離させる作戦を取る、つまり、徹底的な宣伝戦を展開せよとまず提言したいのです。
 自分らだけ贅沢三昧して、民衆には食糧を与えない、挙句に3代世襲する金正日家の悪辣ぶりを暴露するビラを北朝鮮内に大量空中散布し、情報をすみずみまで行き渡らせます。これは実際、韓国からの気球飛ばしで行われていますが、無人機などを使って、これをもっと大規模に行うのです。そして、海外に逃亡しようとする北朝鮮の民は最大限守ると宣伝して、民衆の国境越えをいざなう。これは、東ドイツなどソ連邦寄りの東欧諸国が崩壊したときには、有効な戦術となりました。
 あるいは、宣伝戦に限らず、民衆蜂起を促すため、武器などを投擲するのも一策でしょう。中国にもっと働きかけて、金正日政権に代わる別の政権作りを画策するのもいいでしょう。中国は金正日政権には不満がある一方、38度線の崩壊をも恐れているので別政権作りは乗りやすいシナリオでしょう。国際政治的に見れば、どれも「内政干渉」なのでしょうが、その国の人権が奪われていたり、周辺国が間接的な被害を受けている場合は、人道的干渉や介入がありえることは言うまでもありません。
 人間たまには、阿修羅の如くになることも必要です。そこで、下の写真は、上野の国立博物館で開催中されていた阿修羅展に行ったときのもの。半月ほど前のことで、この写真は出し忘れた証文のようですが、なかなかの人出に驚いてしまいました。なんと、入場まで1時間以上待ちました。