つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

恥ずかしながら還暦に

 恥ずかしながら、小生はきょう11日でとうとう還暦になってしまいました。子供のいない身ですから、自分がどれだけ年取ったか、子供の成長で見ることもできず、振り返れば、平平凡凡と過ごしてきてしまったような気がします。自分を客観的に見れば、これまた恥ずかしながら、とても還暦にふさわしい人格を身につけているとも思えません。
 ちなみに、ウィキペディアによれば、還暦(かんれき)とは、干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支にふたたび戻ることを指すそうな。通常は人間の年齢について言い、数え年61歳(生まれ年に60を加えた年)を迎えたときとのことを言うとか。
 若い時はおよそ自分の年取った姿など想像できませんでしたし、20歳や30歳のころは、2000年を迎えること(このとき小生51歳)も、さらに還暦まで生きることなど考えられませんでした。ただ、40歳を過ぎたころ、自分が健康体質であるということを認識して、最低60歳までは生きられるだろう、できれば70歳までは生きたいなと思うようになりました。
 さらに、可能なら80歳まで。小生の祖父も父親も83、4歳で死んでいるので、小生の寿命もそのくらいかなと思い、小生の人生設計もその時期を目途に考えています。ただ、有料老人ホームにいる母親は今年、91歳で健在、少しもボケていません。それからすると、もっと長いのかも。いずれにしても、健康な体に産んでくれた母親に感謝し、何もいわず自由に育ててくれた亡き父親に感謝しています。そんなわけで、還暦を前に父親の墓参りをし、母親にあいさつしてきました。
 普通、還暦を迎えると子供が祝ってくれるようですが、小生にはそれは望めません。前々からそう言っていたら、3人の姉たちがわれわれ(内人も今年還暦)の還暦を祝う会を開いてくれることなりました。姉たちにも感謝。でも、赤いちゃんちゃんこだけはかんべんしてもらっています。
 下の写真は、葛飾・柴又にできた「寅さん記念館」で、受付の女性と一緒に記念のスナップ。中には、映画に出てくる「とらや」の居間が大船の松竹撮影所から移築されていました。