つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

解散から投票まで長いのも逆効果

 衆院解散から早くも一か月以上、18日にやっと公示が来てさらに12日。きょうは21日ですから、あと投票日まで10日です。本当に長い長い助走期間ですね。候補者も参っていると思うけど、たぶん、選挙民の方がもっとじれていると思います。そんなわけで、今日会った友達などは「選挙日まで待てない」と言って、早くも不在者投票をして、民主党に入れてきたというのです。もっとそんな人が多いのではないのかと思っています。
 解散から投票日まで長いというのは自民党にとっては最大の戦術でした。解散時点で選挙をすれば、自民党はぼろ負けだったでしょう。少なくとも時間を引き延ばすことで、戦局が有利に傾く可能性がないわけでなく、それにかけたのだと思います。しかし、あと残すところ10日の今日の朝刊で、読売と日経は「民主党300議席に届く勢い」との見出しを立てていました。となると、当初に自民党が見込んだ戦局の変化というのはなかったようにも思われます。長引かせたことが、逆効果になったのかも知れません。
 今では、もう鳩山由紀夫氏の献金問題も出なければ、麻生首相の漢字認識力の問題も出ない。2人が必死に応援演説している風景があるだけです。あと10日となれば、ほとんどの有権者はすでに投票先を決めているであろうから、いまさらマニフェストだとか、政策の訴えも要らない感じがします。必要なのは、候補者本人のイメージの維持、アップ。たとえば、あいつのしぐさが気に入らないとか、しゃべり方が単調だ、話がつまらないなどとという次元で、投票行動が変わってしまう恐れもあるように思います。
 という次元でみると、鹿児島の選挙区で民主党候補者が日の丸を2つ合わせて民主党の党旗に使ったというのはイメージダウンにつながるでしょう。日の丸はすでに国旗と法的に規定されたもの、これを国会議員にならんとする人がないがしろにしたとなれば、一部の左翼を除いて有権者は不快に思うことは間違いありません。
 かつて小生が記者時代、日教組中央の幹部と話したことがありましたが、彼らは完全に日の丸、君が代を否定。なぜ否定するのかと、こちらが議論をふっかけても、まともに答えず、アプリオリの主張をするだけでした。今、ここで愛国心の論を展開すると長くなるので、後日に譲りますが、こういう連中はしばらく海外でも放浪してみろと言いたい。自分が所属する国家がどんなにいとおしいか、どんなに愛着を感じるか、わかるはずですから。
 下の写真は、ベトナム、中国国境付近にあるベトナムの町モンカイで見かけたお嬢さん。実は、昼飯を食べたレストランのウエートレスで、モデルになってくれました。