つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

独裁者に物言えぬ民主党でいいのか

higurashi-takanori2009-12-15

 民主党小沢一郎なる男、前から好きではありませんでしたが、昨今の様子を見ていると、ますます不愉快感が募ります。まあ、100歩譲って、天皇陛下の30日ルールなどは政府の決めることで、宮内庁長官がとやかく言うことではないとします。それでも、あの言い方はないですね。功なり名を遂げた官僚出身の長官に対して、「彼は憲法を知っているのか」なんて、冗談じゃないよって感じです。
 小沢氏は、司法試験を受けようと、慶応大経済学部からわざわざ日大法学部の大学院に行ったようです。それでも、司法試験に合格しなかったというのは、彼は法律家になる資質を欠いていたということで、そんな人間が上級公務員試験を通って法律を熟知している人に向かって無能呼ばわりするのは実に滑稽な風景です。
 今夏の民主党の大勝、そして政権奪取で彼は天狗になってしまったのでしょう。小沢氏は選挙のプロということで、逆らえば、選挙で干される。猿は木から落ちても猿ですが、議員は落ちればただの人。ですから、1、2年生議員が怖いのは分かります。しかし、もう何回も選挙で勝ち上がっている人は、一言あってもいいのでは。それなのに、民主党で彼に正面切って異論を言える人がいない、意見を言う人もいない。これでは、天狗になるのは致し方ないですか。
 独裁者が支配するこんな民主党だと、そのうち有権者に愛想を尽かされます。あの自民党でさえ、党内は百家争鳴でした。民主党は来年の参院単独過半数を狙い、国民新党社民党を排除しようという目論見があるように見受けられますが、これも水泡に帰す可能性もあるので、要注意です。
 下の写真は、中国吉林省の旅行で見かけた少年と犬。