つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

反小沢のクーデターは必ずある

 昨日で松の内も明け、正月気分もなくなりました。翻訳会社には出ていますが、本格的な仕事はまだなく、ひたすら週刊誌を読み、外交関係の記事を渉猟しています。再三ここで書いているように、週刊誌の外交記事を拾って、その内容や傾向を文章にまとめるのが、小生のルーテインになっています。
 ただ、週刊誌を読めば、何も外交関係の記事ばかりでなく、興味のあるところは押し並べて目を通します。ですから、今、週刊誌ジャーナリズムは何に関心を持っているかは、おおよそつかめます。正月を挟んで各週刊誌が扱った記事で比較的多かったのは、やはり鳩山首相危うし、小沢幹事長のワンマン許し難しみたいなもの。ある週刊誌は、民主党議員から小沢一郎氏への本音の気持ちを聞き出そうと、匿名の議員座談会を開いていました。
 そこでおもしろかったのは、記事の内容そのものではなく、同誌がこの座談会に出るよう国会議員を誘ったら、当初、われもわれも「小沢氏のことについては、一言言いたいことがある」とばかり参加希望は多かったというのですが、座談会当日になってみると、「他に用事ができた」などの理由をつけて一人去り二人去りの歯抜け状態だったというのです。匿名とは言え、話の内容でだいたいだれがしゃべったか分かってしまうことから、参加を小沢サイドに知られるのを恐れて出席を渋ったようだと週刊誌編集者は分析していました。
 つまり、民主党、特に小沢周辺はナチスドイツのゲシュタポよろしく密告制度やスパイ制度が徹底しているらしく、反小沢の情報は一夜にして当人の耳に入ってしまうようなのです。政党の縛り、統一性があると言っても、本来、議員は地区を代表している人間であり、当然、個人の政見や思考があってしかるべきです。それを金やポスト、選挙活動での報復をにおわし、独裁体制を敷くというのはあまりにもおぞましい政党、いや政党の支配者と言わざるをえません。
 まあ、こうした独裁は長くは続かないでしょう。民主党にも腹の据わった、骨のあるご仁がいるでしょうから、かならず反小沢のクーデターは起きるはずです。それがいつになるか、小生は酒でも飲みながら、楽しみにしています。でも、そのときは鳩山首相も終わっているでしょうね。
 下の写真は、昨年春、紹興を旅行したとき街中で出合った「臭豆腐売り」の屋台。屋台主の親爺もいい味を出しています。