つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

消費税導入でなぜ批判される

 昨日、民主党両院議員総会で、菅首相ら執行部に「参院選挙敗北の責任取れ」などの激しい声が出たとのことでした。その理由が「消費税の導入を突然、言い出したから」というのですが、冷静に見れば、どうしてそんなことが批判の理由になるのか疑問に思います。
 今の財政の状況からみれば、どう考えても歳入難から何らかの増税を考えるのは当然であり、もしそういうことを考えない政治家であったら、逆に無責任な姿勢と言えましょう。大衆は金を取られることは無条件に嫌がるものですから、反対するのは当たり前ですが、政治家はそれに迎合するのではなく、むしろ孫子のために今、財政バランスを取るのが必要なんだと説得するのが筋でしょう。
 現時点で消費税税率アップを打ち出すのは少なくとも、責任政党、責任内閣の責任ある態度だと思うのです。だれでも、選挙前に増税を言うのはまずいと思いますが、それを振り切って、責任ある姿勢を示す意味から、菅首相がむしろ選挙前に重要な案件を持ち出したことは、立派だと思います。
 ばかな民主党議員がこれに反対しているとしたら、無責任政党の社民、共産党などと同じ次元ではないですか。政治家は、目先しか見えない大衆に迎合することなく、もっと長期的な視野に立って不退転の政策を進めるべきです。
 それとも、一部の民主党議員は、再び政局とやらにして、あの金権体質の小沢一郎などを呼び出そうとしているのでしょうか。小生は、小沢一郎氏がどんなに立派な政治家だと言う人がいても、彼が普天間の移転先の辺野古の土地を購入していたという一事をもって、その言を否定します。
 値上がりが見込める土地を政治家の特権で知りえて、それを事前買収するのは立派な汚職であって、そんなことをするような人間を、小生にはとても立派な政治家とは認めません。それでも、多くの民主党議員は彼の再起を期待しているのでしょうか。笑止の極みです。
 上の写真は、小生の泊まったホノルルのホテル「ホテル・シェラトン・プリンセス・カイウラニ」の23階の部屋から見たワイキキビーチ。下の写真は、ワイキキビーチの小生。近くのテニスコートシングルマッチをしてへとへとになっています。