つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

それでも財政健全化を主張

 中国へ取材旅行(北京、銀川)に出るため、明日早朝に起床しなければならず、この日記を今日書くつもりはなかったのですが、前回の小生の文章に「ゲスト」さんから以下のコメントが寄せられたので、一言、小生の考えを申し上げておきます。 
 「消費税引き上げが悪いとはいっていない。その前に無駄を削る等なすべきことがあると言っている。それは世論調査過半数の人が賛成としているのに参院選の結果の惨敗を見ればわかる。」
 ゲストさんは基本的に近い将来の消費税の税率アップに賛成しているようなので、この面で議論にはならないと思います。ただ、前提にされている「無駄の削減」については若干小生と意見を異にします。
 無駄の削減は民主党が昨年の総選挙前に声高に叫んでいましたし、今は、みんなの党の専売特許になった感があります。じゃ、無駄の削減って、それほど大きな効果があるものなのですか。歳入と歳出の差額分を埋めるだめの無駄の削減ができるのですかと問いたい。蓮ホウさんの事業仕訳けでいったいいくらの無駄が削減できたのでしょうか。40兆円の穴を埋められましたか。
 実は、小生は無駄の削減に反対しているのではありません。民間がひどい状況にあるわけですから、小生も公務員の給与削減を考慮すべきだと思うし、特に退職後の高級官僚の特殊法人渡りによる膨大な退職金の取得なども徹底的に追及してほしいと思います。また、国会、地方議員の定数を減らすのも賛成します。
 でも、そんなことをしても、とても財政のバランスは取れないでしょう。やはり、今すぐの増税は避けて通れないと考えます。民主党政権は今後、特別会計の事業仕訳けを展開したり、今年秋の臨時国会で、国会議員の定員削減の法案を出すそうですが、それはそれで結構。でも、削減の行く末がどうであろうと消費税アップの方向は断固進めるべきです。
 個人的、利己的なことを言えば、小生はすでに老境に入っている身ですから、間接税アップはいやだし、子どももいないからある意味、将来はどうなってもいいという”悪魔の思い”も心の片隅にあります。が、それでも愛する日本国の将来のために、あえて財政の健全化を主張します。
 下の写真は、ハワイの代表的な花、レインボーシャワー・ツリー。
 前々々々回辺りに出した写真の花はピンク・プルメリアだと小生は書きましたが、「Q太郎さん」からコメントで否定されました。では、何という花なのか、教えてください。